スコーレ
『スコーレNo.4』
宮下奈都 / 光文社
スコーレとはギリシャ語でスクールの意。
女性のこころの移ろいを鮮やかに掬い上げている。
恋や仕事や家族。自分を取り巻くひとやものや感情に、そのときなりの精一杯で向き合うということ。
主人公の心情に寄り添うように読み進められた。
読後感がとてもいい作品だった。
ものわすれ甚だし
『RDG レッドデータガール はじめてのお化粧』
荻原規子 / 角川書店
さいきん、新刊情報に疎い。
書店へ足を運ぶ回数がめっきり減っているからかしら。
この新刊も、発売後ずいぶん経ってかた知ったのだった。
再読
むかし買った雑誌(6年ほど前)に金城一紀のインタヴューが載っていた。
ので、懐かしくなって『GO』を再読(講談社)。
彼の作品の爽快感といったら。
*****
恩田陸、またしても新刊ラッシュ。
次々と新しいタイトルが書店に並んでいる。
ようやく『ブラザー・サン シスター・ムーン』を読む。
このひとは、邂逅を描くことがなんてうまいのだろう。
自分のむかしを想い出して、胸がきりりと痛む。
ムーミンをあらためて
ムーミン童話シリーズをあらためて読む。
やっぱり奥が深い。
子どものころだったら気づかなかったであろう、
含蓄のあることばの数々にうむうむとうなづきながら読む。
『ムーミン谷の彗星』
『楽しいムーミン一家』
『ムーミンパパの思い出』
『ムーミン谷の仲間たち』
読み返すのは、あと5冊。
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ここ最近読了した本を箇条書き。
『新世界より』(上・下)
貴志祐介/講談社
登場人物たちのリアリティはともかく、
この世界観とストーリーテリングは、
近年有数の作と評価されているのも納得。
『ブラザー・サン シスター・ムーン』
恩田陸 著/河出書房新社
『阪急電車』
有川浩/幻冬舎
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
本谷由希子/講談社
『三月の招待状』
角田光代/集英社
『ディスコ探偵水曜日』(上・下)
舞城王太郎/新潮社
世界は愛にあふれているなあと思った。読後感がすき。
『チェーン・ポイズン』
本多孝好/講談社
『あやつられ文楽鑑賞』
三浦しをん/ポプラ社
『冷たい校舎の時は止まる』(上・下)
辻村深月/講談社ノベルズ
『子どもたちは夜と遊ぶ』(上・下)
辻村深月/講談社ノベルズ
卯月三〇日
『私の男』
桜庭一樹/文藝春秋
図書館で予約して、10ヵ月後にやっと順番がまわってきた。
文庫になったら買おう。
すききらいが分かれる作品だけれど、
わたしはだいぶんすきだった。
これまでの著者の作品のほとんど―ライトノベル時代をのぞく、最新作含む―を読んだけれど、
この作品が代表作ではないだろうか。
もう一度読み返してから、感想を書きたいとおもう。
かつて
女性作家の小説を、よく読んだころ。
『ハヅキさんのこと』
川上弘美 / 講談社
『生まれる森』
島本理生 / 講談社
『むかしのはなし』
三浦しをん / 幻冬社
『私が語りはじめた彼は』
三浦しをん / 新潮社
『いつかパラソルの下で』
森絵都 / 角川書店
『天と地の守り人』第一部、第二部、第三部
上橋菜穂子 / 偕成社
『ハルカ・エイティ』
姫野ハオルコ / 文藝春秋
ヨムの跡
『朝霧』
北村薫 / 東京創元社
『精霊の木』
上橋菜穂子 / 偕成社
『薄闇シルエット』
角田光代 / 角川書店
『GOTH』
乙一 / 角川書店
『銃とチョコレート』
乙一 / 講談社
『獣の奏者』(1)(2)
上橋菜穂子 / 講談社
『となりの姉妹』
長野まゆみ / 講談社
『ぐるぐる猿と歌う鳥』
加納朋子 / 講談社
『月の森に、カミよ眠れ』
上橋菜穂子 / 偕成社文庫
『海』
小川洋子 / 海
『あなたの呼吸が止まるまで』
島本理生 / 新潮社
『にょっ記』
穂村弘 / 文藝春秋
『きつねのはなし』
森見登美彦 / 新潮社
『青年のための読書クラブ』
桜庭一樹 / 新潮社
『少女七竈と七人の可愛そうな大人』
桜庭一樹 / 角川書店
『無銭優雅』
山田詠美 / 幻冬舎
『ひとかげ』
よしもとばなな / ひとかげ
『まぼろしハワイ』
よしもとばなな / 幻冬舎
『朝日のようにさわやかに』
恩田陸 / 新潮社
『木漏れ日に泳ぐ魚』
恩田陸 / 中央公論新社
『回転ドアは、順番に』
東直子・穂村弘 / 筑摩書房
『もしもし、運命の人ですか』
穂村弘 / ダ・ヴィンチブックス
『フィッシュ・ストーリー』
伊坂幸太郎 / 新潮社
『SPEED BOY!』
舞城王太郎 / 講談社
『九十九十九』
舞城王太郎 / 講談社
『世界は密室でできている』
舞城王太郎 / 講談社
『百年の誤読 海外文学編』
岡野宏文・豊崎由美 / ぴあ
『わたしとバスク』
長尾智子 / マガジンハウス
『ナルニア国物語』 全7巻
C・S・ルイス / 岩波書店
『強運の持ち主』
瀬尾まいこ / 文藝春秋
『いのちのパレード』
恩田陸 / 実業之日本社
『中庭の出来事』
恩田陸 / 新潮社
『見えない誰かと』
瀬尾まいこ / 祥伝社
『飛ぶ教室』
ケストナー / 岩波書店
『風が強く吹いている』
三浦しおん / 新潮社
『陽気なギャングの日常と襲撃』
伊坂幸太郎 / 祥伝社
『ミミズクと夜の王』
紅玉いづき / 電撃文庫
『戸村飯店青春百連発』
瀬尾まいこ / 理論社
『しかたのない水』
井上荒野 / 新潮社
『〈新釈〉走れメロス 他四篇』
森見登美彦 / 祥伝社
『少女には向かない職業』
桜庭一樹 / 東京創元社
『映画篇』
金城一紀 / 集英社
『つむじ風食堂の夜』
吉田篤弘 / 筑摩書房

