仕事道 -6ページ目

戦後世代、高度成長世代、震災世代

僕らの祖父は焼け野原から日本を復興し、

父達は家庭を捨て身を削って高度成長を支え、

自分たちはリーマンショックや震災から日本を復興させる。


誰もが、一生に一回は試練を超えて頑張れという事かな。と思ったりする。

お金のためだけにあらず

作家、石田衣良さんの小説に、

何十年も引きこもりで、でも株のオンライン取引で大儲けした人が、

「人との繋がり、手に入れた技術や体験、感動や喜びが人生の資産なんだ。
お金なんて単なる通帳の上の数字でしかない、自分の人生はお金しかないとても貧乏な人生だ。」

と泣いているシーンがありました。

この人は新しい仕事を見つけてそれに向かって歩き出すのですが、
人生の資産って何だろうと考えさせられました。


※こちらも引用部分は正確でないかもしれません。
石田衣良さんの作品をお読みください。

自分が昔居た広告制作会社で先輩だったんですが、
石田衣良さんが書いた小説が好きです。
どの作品にもテーマとなる心に残るセリフがあります。

人の金で遊ぶ

作家の道尾秀介さんがエッセイの中である人の事を書いていました。


ある日、バイクが故障したときに来てくれた腕の良いバイク屋さんに、

「バイク屋って面白いですか?」と聞いたら、こんな事を答えたそうです。


「バイク屋は儲からないけど一生やるだろうね。
だってこんな楽しい仕事、人の金で遊んでるようなものだからね」


それを聞いて道尾さんは作家になったそうです。

そんな風に自分の仕事を思いたいね。



※引用部分は過去の記憶の中のものなので正確でないかもしれません。
道尾秀介さんのエッセイ「プロムナード」を買って読んでみてください。

クライアント直

CDUは原則的に代理店さんの入る業務は請けていません。


基本的には決裁権のあるクライアントさんと、

直接コミュニケーションが出来る仕事だけやってます。


これって結構クリエイターにとっては大事な所で、

顧客の生の言葉を聞いたりリアクションを見たり、

その奥にある顧客自身も気づいていない所にアンテナを貼ったりって事は、

絶対に人ずてでは上手く感じ取れない所だからです。


自分が若い頃に居た広告業界で、

代理店経由の仕事をいくつか体験したんですが、

理由も経緯もわからずにどんどんどんどん修正が入ってくる事が多くて、

自分が何に向かって仕事してるのかわからなかった経験がありました。

広告制作会社はそんなレイヤーでやっている所がほとんどだと思います。


そんな経緯もあって、うちはクライアント直の仕事を大事にやってます。


もちろん良い代理店さんも居るんですが。

ポリシー

株式会社C.D.UNITEDにはCDUポリシーというのがあって、

全員それを書いた紙を身の周りに置いたり壁に貼っています。

その第一条が、


「人に驚きや感動を与える」


世の中には色々な仕事があって、

それこそどんな仕事でも感動を作る事は出来るけど、

驚いてもらえるような感動を作る事って、

やっぱりクリエイターでないとあまり機会が無いと思うんです。


ゲイツやジョブスがやってみせたように、

世界を変える事だってできる。


せっかくこの業界に入って頑張っているので、

いつもそんな仕事を目指したいと思ってます。