Tちゃんは、翌日も、その翌日も、彼に電話をしていた。
でも、留守電だったり、隣の部屋から、初めて聞く大きな声。
「誤解だって」
という声。
婚約をして、結納を済ませていたから、
親には言えず、私に相談してきていた。
でも。
あまりにも、日にちが経つから、母親に言う日がきた。
そして、朝、Tちゃんは、出かけて行った。
今日、会えることになったけど、最後かも。
別れても、もう仕方がないなって・・・。
どんなに、説明しても、
「それは、浮気だ」
と言われるから・・・。
妹が出かけて、母親は、「相談にのってあげたん」
「うん。」
「ありがとう」
だって、妹には、あの時、私しか頼る人が居なかった。
幸せにスムーズに結婚していくであろうと思われた妹が、
別れるかもしれないという怖さに追われてた。
すごく泣いていた。
妹にとって、初めて付き合った人で、
その人と結婚する幸せが待っていたのに・・・。
誤解だけは、解いてあげたかった。
夜。
妹、帰宅。
私と、母親は、近づく。
「もう、別れるかもしれんけど、
あれは、浮気じゃないよって言ったら、
別れる気なん
謝るんじゃなくてって言われた。」
そして。。。
別れないって思ったのは、お姉さんが留守電にいれてた言葉だったけど・・・。って。
えっ・・・
何入れたっけ覚えてないけど・・・。
でも、妹の笑顔
ホッと安心した。
まぁ、
愛されているという事で・・・( ̄_ ̄ i)
母親には、
「まぁちゃんのおかげだね。」
なんか。
やっぱ、結婚式には出てほしいって、妹に言われて。。。
出ることを、快く決めたのでした・・・。
12月1日。
結婚式が始まった。
一緒におってという妹の・・・花嫁の衣裳部屋。
すごく可愛かった
いぃなぁ
でも、やきもち的な気持ちではなくて・・・
よかったなぁっていう気持ち。
式が始まると、
スライドには私との2ショット。
衣裳替えのエスコート役に、「新婦がお姉さまにと」
と呼ばれて、照れながら一緒に歩いて・・・
プラス、頼まれていた、余興を私はし、
ラスト、花嫁のブーケトス時間には・・・
「花嫁から、ぜひ渡したい人が居ると・・・
お姉さま」
・・・と
司会の人に呼ばれて、前へ。。。
何か
私・・・
出番多くない(照)
と思いながら、
嬉しいし、
感動してしまいました。
だって
式前日は、
「ブーケトス、みんな出るかなぁ。
ほしいなぁ・・・」
って言ってたのに、
渡すことわかってて、秘密にしながら
聞いてたなんて・・・・。
妹は、やっぱり、一番の親友、
一生の友達だな・・・。
って感じちゃいました。
この2カ月後・・・
ブーケの効果あってか、
私と元太君の結婚が決まることになったのです。