私は バリバリの夜型です。
今は、自分はそういう体質なんだと受け容れて
そんな自分に合わせた生活 していますけれども
以前は、朝方に変えようとして、さんざん 努力してきました。
起業家とか実業家とか
成功法則を説く人とか
生産性のある人とか
やり手の人っていうのは
たいてい朝型みたいなんですね。
古くは
「早起きは三文の徳」
なんて言葉もあるし
「朝型って素晴らしい🌈」
「朝方にするといかに生産性が上がるか🌸」
という「朝型のすすめ」本は巷にたくさんありますが
「夜型のすすめ」本は、私は見たことがありません。
勤め人だった時でも、すごく疲れていても
眠れるのは 夜中の1時ぐらいでした。
朝7時 には起きないといけないので 6時間しか眠れず
ロングスリーパーの私としては、だんだん無理がきて
長らく、慢性寝不足状態でした。
何度も何度も
「早起きプロジェクト」を
打ち上げて、朝型人間になる努力をしてきました。
テレビでも本でもネットでも、いろんな情報があふれていて
「早く眠れないのは
頭は疲れているけど、体は疲れてないからだ！」
と教えられると
せっせと無理して、運動したり
「朝早く起きて朝日を浴びると、メラトニンが出て、体内時計がリセットされて
22時くらいには自然に眠くなるもんなんだ！」
と言われると、
メラトニンを分泌すべく、朝日を浴びたり
「晩ご飯が消化されない間は
眠りが浅くなるので、早く食べてしまった方がいいんだ」
と言われると
そのとおりにがんばったり
何度も何度もトライしました。
でもやっぱり
0時を過ぎないと眠くなりません。
山小屋に泊まって、疲れていても
21時に消灯されてしまっても
やっぱり眠くなりません。
年に1回くらい、22時くらいに眠れることがあっても
夜中の1時ぐらいに目が覚めてしまって
やっぱり眠くなりません。
あとは明け方までピンピンに元気で、眠れなくて
朝の5時ぐらいに猛烈な眠気が襲ってきて
結局、起きるべき時刻に
「一番眠いっ！」
ということに なるわけです。
昔はなんとなく
「自分って怠け者？」
「なんか自然に逆らってるわけ？」
という一抹の後ろめたさも持ってたんですね。
でもですね。
「人によってに眠くなる時間帯がバラバラなので
人類は生き伸びてこられたのである！」
という素晴らしい考察があるんですね。
（ジョン・J・レイティ著『GO WILD 野生の体を取り戻せ！』より）
赤ちゃんは、昼夜を問わず不規則に目を覚ましますね。
若者は往々にして夜更かしで
年輪を重ねると、早く眠って、朝早く起きるようになりがちです。
この睡眠時間帯の年代による違いは
どの文化にも共通してみられるそうです。
「平均的な年齢分布の35人の集団なら
夜間のどの時間も、必ず誰かが起きていることになる」
のだそうです。
これが何を意味するか？
人類は、進化の過程でほとんどの時代を
捕食動物がうろつく戸外で眠っていたわけですね。
もし全員が同じ時間帯に熟睡していたとしたら・・・
危険この上ないことですね。
年代にかかわらず
いろいろな人が、それぞれ眠くなる時間帯が違うことは
人類の生き残り策として、大変重要な戦略だったはず。
生命は、できるだけ近い遺伝子でなく
遠い遺伝子の組み合わせを実現しようとする、とも言います。
いろんな人が、それぞれいろいろで、みんな違うってことは、
とっても自然なことで
生命そのものの願い🍀
と言ってもいいんじゃないでしょうか？
農耕が始まってからは
朝は太陽とともに置き、日没とともに仕事を終え
燃料を無駄にしないように暗くなったら眠り・・・
というのが当たり前になったのでしょう。
為政者にとっても都合が良かったでしょうね。
「それが正しいこと」
という観念ができてしまったわけです。
「どの時間帯に自分が一番休まるか」
「自分にはいつ眠るのが合っているのか」
は、その人その人が
自分で、自分の体と対話してみて、わかること。
どうしても、朝型が合わなければ
自分に合うようなライフスタイルに変えていけばいいわけですね。
もちろん逆もありですね。
どんな人もそれぞれが
自分の心地よさを、実現していければいいですね😊
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