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「 むかし・むかし(思い出のガラクタ入れ)」のテーマ記事は、私がふと思い出した、
くだらない・アホらしい・ガックリくる、昔の思い出の話を収納しております。
本当にしょーもない話だったりしますが、ご容赦ください…。
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なんとなく思い出っぽい爽やかな空と木々の画像を載せていますが、
それはこれから書く思い出話のしょーもなさを緩和させるためであることを
初めにお断りしておきます…。
高齢になった夫婦の身の回りの世話…というような話題を目にすることがあって、
ふと思い出した話なんですが、
あれは私が高校生くらいの時だったかなぁ…実家の近所に母方の祖父母の家があって、私は時々遊びに行ってたんですね。
当時、祖母は元気でしたが、祖父は少し体の動きが不自由になりかけていて、トイレや入浴などに手助けが必要になってきていたようでした。
で、そんなある日、私が祖父母の家に着いて玄関の戸を開けると…
中から、祖母のものすごい大声が響いてきました。
祖母「ハイッ! おち○こ持ちなはい!!
お○んこ持ちなはい、って言うとるに!
ハイッ! おち○こ持ちなはいっ!!」
…伏字にするしかない単語ですが、伏字にしても分かりますよね?
(持ちなはい、は、持ちなさい、の意味です。
なぜ「ハイッ!」と掛け声がかかるのかは不明…)
祖母は、祖父がトイレで「大」をした後のお尻を拭いてあげようとしているのですが、
トイレに座った祖父があまり腰を浮かすことができず、
お尻を拭くためには、その、前でブラブラしてるものが邪魔なので、
「そのブラブラしてるものを自分で持って、持ち上げておけ」と言っているのでした。
それは高齢の夫を甲斐甲斐しく世話する奥さんの健気な姿です。
ただ問題は、あまりに直接的な表現を、あまりに大声で叫んでいること。
そして祖父母のいるトイレは玄関に近く、家のすぐ前は道路で普通に歩行者がいることでした…。
私は大慌てで玄関の戸をぴったりと閉め、トイレで奮闘している祖父母に駆け寄ったのでした。
私 「おばあちゃん!! 声が外まで響いてるよ! やめて!!」
祖母「ああ? 桃ちゃん来たんか。
おばあちゃん、今忙しいから後で聞くから!
ハイッ! おじいさん、お○んこ持ちなはいっ!
ハイッ!」
私 「おばあちゃん! 聞こえてるよ! 外まで聞こえてるよ!
みんな笑ってるよ!」
祖母「桃ちゃん、ちょっと待ってって言うとるに!
おばあちゃん忙しいんや!
ハイッ! おじいさん、おち○こ持ちなはいっ!
しっかり持ちなはいっ! ハイッ!」
私 「おばあちゃんっっ!! やめてよぉぉぉぉ!!」
その後も、祖母は私に目もくれることなく必死の形相で祖父に呼びかけ続け、
祖父はようやく「しっかり持つ」ことができたようで、
無事に尻ふきの儀式は終わったのでした。
そして祖父の服を整え、ようやく一息ついた祖母はにこやかに私を振り返り、
祖母「ふうー、やっと終わった。…で、桃ちゃん、どうかしたん?」
私 「……ううん、もういい。もう終わった……」
…と、このようなことがあったのでした。
あー…懐かしい思い出だなぁ……(棒)
ちなみに、祖父母はもうずいぶん前になくなったのですが、
祖母の葬儀の夜、叔父(祖父母の長男)が姪である私にしみじみと、
「桃は初孫やし、おばあちゃんに可愛がられていたなぁ。
おばあちゃんのことで、一番に思い出すことって、どんな思い出や?」
と聞いてきまして。
その瞬間、私の頭に稲妻のように蘇ったのが、
「ハイッ! おち○こ持ちなはい!!」
……でありまして…。
まさか葬式の夜にそんなことは言えないので、一生懸命に記憶をたどって
「…えっとー、えーっと…お、お人形さんのお洋服作ってくれたこと…とか…?」
などと思い出を絞り出したのでした。
こんな昔話を、今日はふと思い出したのでした。
今になれば、これもまた、良い思い出です。ハイッ