パリオルセー美術館の続き
ルーヴル美術館と両方行かれた方は皆さん
オルセー美術館の方が良かったと同じ感想
で嬉しく
名画揃いですもんね
有名作品がたくさん
ミレーの
糸紡ぎの女 (オーヴェルニュの山羊飼い)
フランスの画家
ジャン=フランソワ・ミレーの
『晩鐘』(ばんしょう)はとても有名な作品
1857年-1859年に制作
パリから南に50キロほど下った、小さな村バルビゾン遠くに見える教会の鐘の音が
時を告げ
1日の終わり、労働の終りに若い夫婦は両手を合わせ
祈った後、家路につく
背景の明るさとは対照的に二人の立つ前景は暗く
陽の当たる背景には豊かな麦畑
影の濃い前景の土地は痩せ夫婦のわずかな収穫はジャガイモ
ジャガイモはパンを食べられない貧民の主食でした
手押し車に乗せた袋には商品用
足もとの手籠には自分たち用
と分けて
農村の夕暮れカーカーとカラス
の声も聞こえてきそうです
ふたりが向き合って、立っているだけの単純な構図の中に
農民の人生、運命、日々の労働
貧しいながらも愛し合い信頼し合う夫婦の美しさが
みごとに捉えられています
しかしスペイン
画家
サルバドール・ダリはミレーの『晩鐘』を見て『怖い』と言ったの
『女の足元に置かれた手籠を不自然と感じる
最初は籠ではなく、小さな棺(ひつぎ)を描いたのではないか
つまり、これは1日の終りを感謝する祈りではなく
亡き子を土に埋めた後、母は祈り、父は泣いている情景だった
ところが誰かに忠告されたか
ミレー本人の気が変わったかして最終的にこのような形に変更したのではないか
』
(ダリのお写真、お借りしました)
エッホントに
って思っちゃいますよね
ダリの発言で棺を描いた形跡があるかどうか
X線調査まで行われたそう
しかし棺は見つからなかった
それでもダリの「妄想」は変わらなかったという話
ミレーは代表作『晩鐘』をきっかけに彼の運命は大きく変わっていきます
その話はまた、書きたいです(文字数が多くて保存できなかった為
)
ミレーの「春」
人物中心の絵を描くミレーにしてはめずらしく人物のいない作品です
まだまだ作品があり疲れたらベンチ
に座って休みつつ
みんなが座ってる後ろ、壁の向こうに絵画がズラーーっと並んだ部屋があります
とっても可愛い女の子
動物の絵も多く
気になる絵がズラリ
コンスタン・トロワイヨンによって描かれた1855年
「耕地へ向かう牛、朝の光景」農作業場へと追い立てられてゆく牛の姿が印象的です
ローザ・ボヌール『ニヴェルネでの耕作』1849年
めちゃくちゃ、牛の目がこっち見てます本物みたいで凄い作品です
ジローーーッと見られすぎて目が合い過ぎて
ビックリした
ホッキョクグマを題材にした
フランソワ・ポンポン「シロクマ」
ブルゴーニュ中部出身21歳の頃に彫刻家を目指してパリへ出ます
国立美術学校の夜間課程に在籍しつつ
昼間は大理石職人として働いていました
出だしは墓石を彫る職人だったポンポン
結婚し生活を安定させる為に
自分の作品はつくらず別のアーティストのアシスタントなどをして生計をたてていたポンポン
そして、67歳になって「シロクマ」をつくります信じられないほど遅咲きのアーティスト
シロクマもポンポンってのお名前も凄く可愛くてポンポンのシロクマ~
って覚えちゃいますね
これ観てたら眠くなってきた
オルセー美術館まだまだ続きます