パリのオルセー美術館はセーヌ川左岸
にあるフランス
の国立美術館です
私はルーヴル美術館より、オルセー美術館の方が好みでした
同じ日に両方行くのは作品が多く疲れる為
別々の日に行きました
1900年のパリ万国博覧会の際に建設された駅舎を改装した美術館
正面にルーヴル美術館がありセーヌ川
を挟んで向かい
めっちゃ近い
1848年~1914年までの西洋美術を専門とした作品が展示
ルノワール、マネ、ドガ、モネ、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホの印象派の作品や
ミレーやクールベ、ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの名作カルポー、ロダン、マイヨールの彫刻作品
美術史の上でも重要な時期の4000に及ぶ作品を鑑賞して夢のよう
天窓からの光差し込む中作品を観れて
最高です
名物の美しい大時計がターミナル駅の頃の面影を残してる
19世紀フランス絵画界の偉大なる巨匠
ジャン=オーギュスト・ドミニク・アングルの代表作
『泉』新古典主義における裸婦の傑作としても名高い
全身をS字にくねらせた身体と片足でのバランスのとり方が、女性の美しい曲線を強調
アングルは1820年に制作を開始し完成したのは
なんと1856年
36年にわたって追求した美がこの姿態に凝縮されているのです
凄い
涼しげで官能的というより健康的なエロスを感じる一枚
『ロインズ夫人』ウジェーヌ・アモーリ・デュヴァル
目が合いドキッとして動けなくなり
こんな美しい女性に見つめられたら目が離せないです
絵のモデルのロインズ伯爵夫人は
労働者階級の両親を持ち、その類稀なる美しさで第2帝政時代の社交界でのし上がったそう
彼女の眼差しの強さは忘れれません
『天国からの追放』アレクサンドル・カバネル
アダムとイブのエピソード
神は、天地創造後、土を使い自分に似せてアダム(男)をつくり、アダムの肋骨からイブ(女)をつくり
二人は苦しみの一切ない、天国のような楽園「エデンの園」で暮らしましたが
神から禁断の果実(リンゴ)は食べてはいけない
と言われていました
ある日イブは蛇にそそのかされリンゴの実を食べ
アダムにも食べさせてしまいました
すると自分たちが裸でいる事が恥ずかしいと思うようになり
イチジク葉
で身体を隠しました
二人に、羞恥心、猜疑心、自己防衛、怒り、嫉妬、悲しみなど無垢とは反対の感情が芽生え
これを知った神は激怒し約束を破った罰として
女性には産みの苦しみを、男性には命を終えて土に返るまで、土を耕して食物を得る苦しみを与え
二人は、約束を破ったことにより神から楽園を追放され地上に降りました
神の言いつけに背いたことで永遠の命と引き換えにエゴを手にしてしまった人間の罪
人間が、生まれながらに根本的な罪を背負っているとされているのです。
アレクサンドル・カバネル「ヴィーナスの誕生」
生まれて間もない愛と美の女神ヴィーナスが泡立つ波の上に横たわり
女神の誕生を祝福する天使たちが舞い飛ぶ姿が描かれています
優美な曲線を描くヴィ−ナスの裸体は、真珠のように優しく輝き
ヴィ−ナスは海から生まれたとされ風に乗り、貝殻に乗って浜辺に漂着するのですが
ヴィ−ナスは生まれたばかりにしては、とても官能的ですね
その美しさに魅了されたナポレオン3世が買い上げたことで
有名です
フランスアカデミック絵画の大巨匠
↑ウィリアム・アドルフ・ブグローの傑作
「ヴィーナスの誕生」
ルネサンスの巨匠サンドロ・ボティチェッリの「ヴィーナスの誕生」も有名ですよね
イタリアフィレンツェのウフィツィ美術館に行った時に観ましたが↓
ルネサンス期から400年後の、ブグローのヴィーナスは
少し挑発的で官能的に描かれどちらのヴィーナスも理想化された女性の裸身ですが
ブグローのヴィーナスは滑らかな肌と柔らかな生身の肉体が感じられ
ブグローが考える美の理想入念に身体や肌の表面を理想的な美しさに仕上げてる
オルセー美術館、あまりにも有名な作品が多い為
数回にわけて紹介します
毎日美術館じゃツマラナイ人もいると思うので食べ物なども挟みつつ
ブロ友のNoelleさんから
18日にWOWOWで「道」が放映されます
偶然フェデリコ・フェリーニ特集をやるみたいなんです
なんなんでしょうこのタイミングの良さは
ものすごいタイミングが良くてビックリです
と教えて頂き、嬉しいです
アリガトー
もし、『道』観たい方いらっしゃったら、観て下さい
Noelleさんのブログも大変美味しい情報が詰まってるので
そちらもぜひ