0・1・2歳の親子で楽しむベビーサイン教室『ももとまま』
一般社団法人日本ベビーサイン協会認定講師の辻かおりです。
さて、「ベビーサインなぁに?」 をご紹介します。
ベビーサインでは
「手話やジェスチャーを使います」というお話しです。
どのベビーサインを取り扱っているサイトでもベビーサイン教室でも
「ベビーサインは手話やジェスチャーを使った」と書いてあります。
ここでちょっと気になることがありますよね。
なんで、手話だけじゃなくて、ジェスチャーだけでもないのか?
実は、その理由はとっても簡単なんです
手話だけに限ってしまうと、赤ちゃんには手の動きが難しいものがあるから。
赤ちゃんの手の発達はまだまだ成長途中なので、
手話の動きだとできないものがあるんです。
だからこそベビーサイン協会では、
同じ単語で日本手話とアメリカ手話の手の動きをまず、比較します。
(写真は日本手話アメリカ手話共通の『飛行機』)
そして、日本手話とアメリカ手話のどちらの動きが簡単で、
赤ちゃんやママにも覚えやすいものかを考えて、
生徒さんたちにオススメしています。
そして、手話の手の動きが日本手話でもアメリカ手話でもそのどちらも難しい場合は、
オリジナルの手の動きを考えたり、その動きを簡略化したり、
日本に昔からあるジェスチャーを取り入れたりしています。
この手話を使うのは2つの大きな理由があります。
① すでに手の動きが決まっているので、自分で考えなくても良い
赤ちゃんに教えていくベビーサインをすべて、
自分でオリジナルで考えていこうとすると、とても大変です。
だんだんと動きが似たものが増えてきますし、
その場で作ったジェスチャーを覚えておかないといけません。
ですが、手話は辞書などを参考にして、いくらでも調べる事ができますね。
(これは「おっぱい・ミルク」というベビーサイン。アメリカ手話が由来です)
② 手話に親しむ事で、聾者の方とも交流がもてるから
もっと、手話を身近にという思いが込められています。
ベビーサインを赤ちゃんに教えたことで、
手話にも興味を持ってくれたらうれしいですし、将来にも使えます。
また、ジェスチャーだけにこだわらない理由は、
もともとよく使うジェスチャーはあまりにも数が少ないからです。
せっかく赤ちゃんにベビーサインを教えていくのであれば、
日本に昔からあるジェスチャー以外にもたくさん教えてあげたいもの。
かといって、先ほどお話ししたように、よっぽどクリエイティブな方じゃない限り、
新しい手の動きをドンドン考えて赤ちゃんに教えていける人もいません。
だから、手話をベースに、親しみやすいジェスチャーも
ドンドン取り入れて、ベビーサインを実践するというスタイルになりました。
(これは「もっと」とうベビーサイン。アメリカ手話が由来です)
ーベビーサインオフィシャルブログよりー