~チアキside~


日高「ちょっと散らかってるかもしれないけど…」


伊藤「おじゃまします」




初めて来た…

だっちゃんの家




散らかってると言いつつ

凄く整理整頓された綺麗な家




伊藤「綺麗じゃん」


日高「そうかな?
メンバーを家に呼ぶの久しぶり」


伊藤「メンバー家に来たりするんだ」


日高「うん、秀太とか…

あっ、適当に座って!」




だっちゃんはそう言ってキッチンへ向かった




なにか、手伝った方がいいかな?

と思いながらもソファに腰を掛けた




日高「はいよっ、ビール」

伊藤「あっありがと…」

日高「じゃー乾杯」

伊藤「乾杯っ」




だっちゃんと2人でお酒を飲むなんて

初めてだな…




何から話そうかな…




伊藤「…」

日高「…だいぶ落ち着いた?」

伊藤「うん…

だっちゃん…」

日高「どうした?」

伊藤「ほんと、今日はごめんね!!」

日高「そんな謝らないでいいよΣd(・ω・*)」




だっちゃんのおおらかさに

わたしは改めてホッとする




伊藤「わたしずっとにっしーのことを想ってた

にっしーの優しさとか頑張ってる姿

いつの間にか惹かれてたんだ…」

日高「ふぅん…」

伊藤「宇野ちゃんには相談してたんだ!

応援する!!とか言ってくれてたのに

どうしてかな…

なんか言えない環境つくったかな…?」

日高「…あれじゃない?

俺が言えることじゃないけどさ、

千晃が大切だからじゃない?」

伊藤「わたしが大切…?」

日高「唯一の女子メンバーでしょ、

自分のこと以上に千晃を応援してた。

でも、ロケとかで意気投合して…

みたいな。

決して悪気があった訳ではないと思うよ」




だっちゃんの言葉に

納得していたわたし




わたしが思ってた以上に

だっちゃんはメンバーのことを

見てくれているんだと思った




わたしはちゃんと

だっちゃんに想いを伝えなきゃ









伊藤「だっちゃん、

だっちゃん、今日は本当にありがとう。

だっちゃんのお陰で立ち直れたよ

わたしだっちゃんの優しさに惹かれちゃった

こんな事言うのは性格悪いけど

ずっとにっしーのことを想ってたとは思えないくらい

今、だっちゃんのことが愛おしい

と思えてる自分がいるんだ…

好きだよ、だっちゃん、好き…」




だっちゃんは耳を真っ赤にして聞いてる

意外と照れ屋さんなところも可愛いな~(笑)




日高「…なんか夢みたいだな

俺、ずっと千晃のことが好きだった

それは今も変わらないよ。

千晃…好きだよ」




想いが重なった瞬間

唇も重なった







だっちゃん…









そっと唇を離す







日高「ごめん…我慢出来なかった」

伊藤「ううん、いいよ」




今度はわたしからキスをした。









だっちゃんは少しびっくりしていた

唇を離す


伊藤「だっちゃん!

これからよろしくね。」


日高「こちらこそだよ、千晃」









手を繋ぎながら

テレビを見て

大切な時間が過ぎていった