この発言、ちょうど保育園落ちた、日本死ね時期が近いこともありとても話題になりましたね。
私はといういうと、ハイヒール・リンゴさんと同意見です。
リンゴさんは、
『惜しい!「女性とって最も大切なこと」じゃなく「とっても大切なこと」ならわかった。2人以上産むことは「キャリアを積むこと以上に価値がある」じゃなく、「同じように価値がある」なら成立する。』
とのコメント(一部割愛)をされています。
そうなんです。
単純計算で夫婦は男女一人ずつですから(夫婦でなくてもいいんですけどね)、2人以上産まないと人口が維持できません。
人口維持は横に置いておいても、子供のいる日々はやはり楽しい。
一方、山口智子さんの子を産み育てない人生も話題になっていますが、私はそちらを否定するつもりもありません。子供を産み育てるか否かは個人の自由です。
しかし、この校長が言うように、子供を産むことはとても価値があることは間違いないだろうし、産まない選択をした山口さんも価値がないなんて言っているわけではない。「私は産まなかった」という「私は」がきちんと含まれている。
価値があるけれど、やっぱり「最も大切なこと」かどうかは人によって異なるし、「キャリアを積むこと以上に価値がある」とは限らない。
だから、校長の発言に対しては「完全否定」ではなく「一部否定」なのが私の立場。
当然この時代、こんなことを心の中にとどめておかずに口に出してしまうのは、感覚がずれていて擁護はできないが。
そしてそれをリンゴさんは「惜しい!」と一言で表現していて、前後の文脈の補足で「惜しい」のニュアンスも伝えるとは、さすがベテランの芸人さん!と妙に尊敬の念を抱いたのであります。
子供を産む産まない選択が、自分の生き方の選択によるものだったらいいけれど、2人ほしいけど経済的に無理、働きながら2人は無理、っていう人が増えているのは悲しい社会ですね・・・・。