世界には本当に色々な言葉がある。
今回は私たちが住んでいるアジア圏の言葉をピックアップ
今回はお隣の国中国語にスポットライト
一般にいう「中国語」とは、北京語のことを意味することが多い。
中国語にはさまざまな方言があるが、そのなかで北京語は、
中国語人口の7割を占める「北方語」に属すると同時に、
政府の政策で全国に普及した共通語の基礎となっている。
●中国の味覚
中国は広大だ。
世界地図からヨーロッパを切り抜いてみると、すっぽりと中国の領内に収まってしまう。
当然、各地で気候風土も大いに異なり、食べ物も違ってくる。
昔から中国には「南甜、北咸、東辣、西酸」という言葉がある。
これは北京から見て、
「南の地方の料理は甜(あま)く、北は咸(しおから)い。東は辣(から)く、西は酸味が強い」という意味。
しかし、中国全土で見るとかえって西の四川料理は辛さで有名であるし、
東の上海料理は酢入りあんかけがおいしい。
ちなみにこれに北京ダックが有名な北京料理と、
「食は広州にあり」の広東料理を合わせれば、中国の4大料理となる。
●方言の違い
各地域ごとに料理の特色は異なる。
それ以上に違いの大きいのが、方言の差である。
中国語では、方言間の違いは日本語よりはるかに大きい。
例えば北京語と 広東語とでは、お互いにしゃべってもほとんど意思が通じず、
英語とドイツ語以上の開きがあるといわれている。
しかし、違いの大部分は発音にあり、文字は共 通する場合が多い。
「私は日本人です」をそれぞれの方言でいうと次のようになる。
《北京語》我是日本人[ウォ シー ルイベンルェン]
《上海語》我是日本人[ゴー ズー ザッベンニン]
《広東語》我係日本人[ゴ ハイ ヤットプーンヤン]
●中国語の音と日本語の音読み
前記の方言見本に[ガ ゼ ジツホンジン]というのを加えてみよう。
まるで中国語のどこかの方言のようだが、
実はこれは「我是日本人」を日本語の音読みで読んだものである。
漢字の音読みの大多数は、
1000年以上も昔の日本人が当時の中国人の発音を耳で聞いて、仮名で写したもの。
ただし、それ以来あまりに長い年月が経ったので、現代中国語(北京語)とは、かなりかけ離れてしまった。
●漢字の落とし穴
日本人にとって、中国語は漢字で書かれるので、
話すのはともかく、読むのは簡単そうな印象を与える。
中国旅行をして、たどたどしくはあっても筆談で「会話」を楽しんだ人もいるかもしれない。
その際に、漢字が同じでも日中でまったく意味が違うものがあるので、要注意。
いくつか例を挙げると次のようになる。
中国語:汽車→ 日本語:自動車
中国語:手紙→ 日本語:ちり紙
中国語:湯 → 日本語:スープ
中国語:走 → 日本語:歩く
中国語:聞 → 日本語:嗅ぐ
中国語:告訴→ 日本語:告げる
中国語:批評→ 日本語:批判する
言葉はやっぱり奥が深いものだ。
私自身も中国語を勉強し、中国に留学した経験がある。
難しい言葉だと実感しつつも真剣に取り組んだものだ。
●中国語の基本会話
おはよう→ 早上好(ザオシャンハオ)
こんにちは→ 你好(ニィハオ)
こんばんは→ 晚上好(ワンシャンハオ)
おやすみ→ 晚安(ワンアン)
さようなら→ 再见(ツァイチェン)
ありがとう→ 谢谢(シエシェ)
ありがとうございます→ 非常感谢(フェイチャンガンシェ)
どういたしまして→ 不客气(ブゥカーチー)
はじめまして→ 初次见面(チェーツーヂェンミェン)
お元気ですか?→ 你好吗?(ニーハオマ)
はい、元気です→ 我很好(ウォヘンハオ)
もしもし?→ 喂?(ウェイ)
すみません→ 请问(チンウェン)
ごめん→ 对不起(ドゥィブチィ)
ごめんなさい→ 真对不起(ヂェン・ドゥィブチィ)
はい→ 是(シー)
いいえ→ 不是(ブゥシー)
知りません→ 不知道(ブゥジーダオ)
分かりません→ 不明白(ブゥミンバイ)
これは何ですか?→ 这是什么?(ジョーシーシェンマ)
お腹が空きました→ 我饿了(ウォウーラ)
お腹が一杯です→吃饱了(チーバオラ)
寒い→ 冷(レン)
暖かい→ 暖和(ヌアンホー)
嬉しい→ 高兴(ガオシン)
おいしい→ 好吃(ハオチー)
召し上がれ→ 请吃吧(チンチーバ)
大丈夫ですか?→ 不要紧?(ブーヤオジン)
大丈夫です→ 没关系(メイグワンシ)
乾杯!→ 干杯!(ガンベイ)
では、ではまた次回までさようなら
゛
今回は私たちが住んでいるアジア圏の言葉をピックアップ

今回はお隣の国中国語にスポットライト

一般にいう「中国語」とは、北京語のことを意味することが多い。
中国語にはさまざまな方言があるが、そのなかで北京語は、
中国語人口の7割を占める「北方語」に属すると同時に、
政府の政策で全国に普及した共通語の基礎となっている。
中国本土だけでなく台湾や香港でも、
それぞれの土地の方言である台湾語や広東語のほかに、北京語が使用されている。
シンガポールでも中国語は公用語の1つだが、それも北京語である。
なお、このほか東南アジアや北アメリカの華僑も中国語を話すが、
北京語とともに広東語や福建語などが多い。
●中国の味覚
中国は広大だ。
世界地図からヨーロッパを切り抜いてみると、すっぽりと中国の領内に収まってしまう。
当然、各地で気候風土も大いに異なり、食べ物も違ってくる。
昔から中国には「南甜、北咸、東辣、西酸」という言葉がある。
これは北京から見て、
「南の地方の料理は甜(あま)く、北は咸(しおから)い。東は辣(から)く、西は酸味が強い」という意味。
しかし、中国全土で見るとかえって西の四川料理は辛さで有名であるし、
東の上海料理は酢入りあんかけがおいしい。
ちなみにこれに北京ダックが有名な北京料理と、
「食は広州にあり」の広東料理を合わせれば、中国の4大料理となる。
●方言の違い
各地域ごとに料理の特色は異なる。
それ以上に違いの大きいのが、方言の差である。
中国語では、方言間の違いは日本語よりはるかに大きい。
例えば北京語と 広東語とでは、お互いにしゃべってもほとんど意思が通じず、
英語とドイツ語以上の開きがあるといわれている。
しかし、違いの大部分は発音にあり、文字は共 通する場合が多い。
「私は日本人です」をそれぞれの方言でいうと次のようになる。
《北京語》我是日本人[ウォ シー ルイベンルェン]
《上海語》我是日本人[ゴー ズー ザッベンニン]
《広東語》我係日本人[ゴ ハイ ヤットプーンヤン]
●中国語の音と日本語の音読み
前記の方言見本に[ガ ゼ ジツホンジン]というのを加えてみよう。
まるで中国語のどこかの方言のようだが、
実はこれは「我是日本人」を日本語の音読みで読んだものである。
漢字の音読みの大多数は、
1000年以上も昔の日本人が当時の中国人の発音を耳で聞いて、仮名で写したもの。
ただし、それ以来あまりに長い年月が経ったので、現代中国語(北京語)とは、かなりかけ離れてしまった。
●漢字の落とし穴
日本人にとって、中国語は漢字で書かれるので、
話すのはともかく、読むのは簡単そうな印象を与える。
中国旅行をして、たどたどしくはあっても筆談で「会話」を楽しんだ人もいるかもしれない。
その際に、漢字が同じでも日中でまったく意味が違うものがあるので、要注意。
いくつか例を挙げると次のようになる。
中国語:汽車→ 日本語:自動車
中国語:手紙→ 日本語:ちり紙
中国語:湯 → 日本語:スープ
中国語:走 → 日本語:歩く
中国語:聞 → 日本語:嗅ぐ
中国語:告訴→ 日本語:告げる
中国語:批評→ 日本語:批判する
言葉はやっぱり奥が深いものだ。
私自身も中国語を勉強し、中国に留学した経験がある。
難しい言葉だと実感しつつも真剣に取り組んだものだ。
●中国語の基本会話
おはよう→ 早上好(ザオシャンハオ)
こんにちは→ 你好(ニィハオ)
こんばんは→ 晚上好(ワンシャンハオ)
おやすみ→ 晚安(ワンアン)
さようなら→ 再见(ツァイチェン)
ありがとう→ 谢谢(シエシェ)
ありがとうございます→ 非常感谢(フェイチャンガンシェ)
どういたしまして→ 不客气(ブゥカーチー)
はじめまして→ 初次见面(チェーツーヂェンミェン)
お元気ですか?→ 你好吗?(ニーハオマ)
はい、元気です→ 我很好(ウォヘンハオ)
もしもし?→ 喂?(ウェイ)
すみません→ 请问(チンウェン)
ごめん→ 对不起(ドゥィブチィ)
ごめんなさい→ 真对不起(ヂェン・ドゥィブチィ)
はい→ 是(シー)
いいえ→ 不是(ブゥシー)
知りません→ 不知道(ブゥジーダオ)
分かりません→ 不明白(ブゥミンバイ)
これは何ですか?→ 这是什么?(ジョーシーシェンマ)
お腹が空きました→ 我饿了(ウォウーラ)
お腹が一杯です→吃饱了(チーバオラ)
寒い→ 冷(レン)
暖かい→ 暖和(ヌアンホー)
嬉しい→ 高兴(ガオシン)
おいしい→ 好吃(ハオチー)
召し上がれ→ 请吃吧(チンチーバ)
大丈夫ですか?→ 不要紧?(ブーヤオジン)
大丈夫です→ 没关系(メイグワンシ)
乾杯!→ 干杯!(ガンベイ)
では、ではまた次回までさようなら
゛

