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むっちぃのお休み処

☆ お気楽 ☆ 極楽 ☆

わんこが楽しめるトコロに おでかけ((o≧∇≦)o゙

どんな わくわく(σ//▼//)σドキドキに出逢えるかなぁ~

ときどき 小動物 ハムスター&ハリネズミ

口腔内扁平上皮癌

発症から 160日目


カラダから

お別れのサインが出て

26日目


*サインは

    数週間前から出ますが

    飼い主が ハッキリと

    気づきやすい

    目に見える違いが出るのは

    1週間前あたりからです



2021年 4月19日

はりた  5歳3ヶ月

穏やかに  旅立ちました



表現するのは

難しいけど...

私の生き物 飼育経験の中で

今までにないほど

理想的な お別れでした



3歳になってから

療養のために

我が家に 迎えた はりた

ともに暮らした日々は

短いけれど...

はりたからは  とても

たくさんの経験と

体験をさせてもらったの



飼い主スキルも

上がったと思うよ

はりたが 身をもって

教えてくれたこと...

その恩は  はりたには

返せないんだけど

無駄にしない


新入りの 雪風に

還していきます

2021年1月7日 生まれ
2/28 迎えました


カラダから
寿命が尽きる
お別れ準備サインが出てから

旅立つまでの間は

口腔内扁平上皮癌の

闘病生活中なのを

忘れてしまうほど

穏やかな 26日間でした



カラダからのサインが出た

最初の 10日間は

見た目も 行動も

たいして  変わらず

健康チェックをしていなければ

お別れが 近いとは

まだ  気づかなかったでしょう


不安定な体温が

気になるくらいだけだった

呼吸数も行動も

変わらなかったよ



食事量は あきらかに

減っていましたが

サインが 出ていたので

強制給餌で

髙栄養食を補わず


体内の浄化を心がけ

手作りのスープ食をはじめ

臓器の 終わりが

均等であるよう...

臓器負担を減らすことに

努めてたよ



最期に向けて

準備をはじめたカラダには

高栄養は  負担でしかないし

必要としていない...


活動量が減っていたり

安静にしているカラダに

通常活動しているのと

同等なカロリーや

処理能力が衰えてる時の

高栄養食は 負担になるだけ



消化吸収する働きは

カラダのエネルギーを

大幅に消費してしまうから

食べることで

疲れてしまう



体力をつけるためや

体力温存のための給餌が

体力を 奪う場合もある



生きるために

心臓を動かすこと

呼吸するにも

エネルギーを使ってる


消化吸収のために

胃や腸に 血流が集まること

それも 最期を迎える

カラダには 負担になる



ゆっくりと  自然に

穏やかな 日々をすごしながら

枯れていくために

バランスを保つ手伝いが

飼い主の  役目でした



眼に見える 変化が

出始めたのは

カラダからのサインから

クローバー16日目クローバー


今までは
寝袋に すっぽり入って
寝てました

出入口が ひとつの寝袋や
方向転換が
スムーズにできない
ハウスの場合は
野良寝が 増えてきます


カラダの衰えは  後ろ足から
はじまるのが  一般的なので
入ることが できても
バック(後退り)が
苦手になってきます


カラダに 熱をもって
体温調節のために...との
場合もあるでしょうが
老齢や 疾患により
後ろ足に 衰えや支障がでると
寝袋で 寝るのは
おっくうになってくるため
野良寝が
見られるようになるよ


クローバー17日目クローバー
写真のように
いったん 中に入ってから
出てきたであろう...
寝方だった  翌日からは
寝袋には 入らなくなりました


体温は 不安定で
下半身の方が
ちょっと低くなり
後ろ足の 関節が
固まりやすくなってきた


治る望みのある闘病生活中や
体力回復に努めている最中
...ではないなら
下から(腹部から) 温めるのは
避けた方が良いです
*腎臓トラブルがあれば
    避けてあげてください


クローバー19日目クローバー
食事は
ひとくち ふたくちは
自力で 食べていたけれど
食べなくなり
見向きもせず
興味も示さなくなったので
固形食の配膳は 終了


水分は
シリンジを目の前に差し出すと
口を近づけるので
引き続き  コルディと
煎じた生薬と
手作りスープを与えたよ
量は わずかです


腫瘍の進行は

まるで  止まったように

出血もなく

腫れも増えず

不快な症状は出なかった

穏やかな 日々


カラダが 枯渇してるから

がん細胞への栄養供給も

無いんだけどね



クローバー20日目クローバー

後ろ足の関節が

スムーズには動かず

足もとが  おぼつかないので

踏んばりがきかず


迎える前からあった

仙骨周辺の老化による

症状も強くなり


ほとんど食べてなかったけど

固形食ではなくなったので

便になる カサ量もなく

自力での

排泄ができなくなりました


便の7割りは

腸内細菌の死骸と

言われてるので

腸を 触って

必要に応じて 摘便


肛門からの体温測定は

無理になってきたので

非接触の体温計にかえた



そろそろ

最後のうんちが出るかな...


この最後のうんちが出たら

お別れまでの

カウントダウンがはじまる




クローバー23日目クローバー

下半身の 体温が

上半身に比べ  圧倒的に低い

そして...

最後のうんちが出た


様子をみるかぎりだと

一緒に居れるのは

あと...2日か  3日かな

最期まで

穏やかにすごして欲しい


変わらずに

ケージに近づくと

歓迎してくれるのが嬉しい


スケジュールを調整して

看取れる準備を すすめた



クローバー24日目クローバー

肛門周辺は すでに冷たい

腸も 触診すると 固く

膀胱には

まだ オシッコが溜まってる


漏れるように排尿するので

濡れたペットシートの上で

カラダが

不自然に冷えないように

気をつけてたよ


後ろ足が

動かなくなったけど

前肢は まだ 動く

ケージに 近づくたび

反応してくれるのが嬉しい



言葉で 表現すると

はりたの様子は

つらそうに感じるかな?

でもね

対峙してるとね

すごく  穏やかなんだよ

ゆったりとした

時間の流れを感じるほどに




口腔内扁平上皮癌の進行で

痛そうだった日々や

膿で  鼻が詰まり

呼吸が苦しかった日々が

まるで  嘘だったように

扁平上皮癌からの症状は無く

とても 穏やかで 静かなの



クローバー25日目クローバー

飲み込む力は

完全に無くなり

口を湿らす程度の水分を与える


昨日までは あった

飼い主を迎える反応も

無くなってきた


オシッコも 溜まってないし

腸も 動いてない

カラダは 冷たい


今夜かな...

一緒に すごしたいので

無駄に 動かずに済むように

準備を整えます



夜になり

この 呼吸が はじまった

あと  2時間くらいか...


クローバー26日目クローバー

...とは 言っても

日付が 変わっただけ


抱きたいけど

私の体温が  つたわると

旅立ちの 邪魔になるから

最後まで残る 聴覚

お顔 見つめて 話しかけてた



はりたの
刻んできた時が
ゆっくりと 止まった
そんな 最期でしたよ

年齢的にも大往生って
言えるのではないかな...

予測できていたので

しっかりと 看取れました



看取り方は...さまざまだと思う

家族に 看取られて旅立つ子

抱いた腕の中で 旅立つ子

ひとりで 旅立つ子


その子が

その子のタイミングで

旅立つことが  楽だと思うから

そばに居れなかった場合でも

悔やまないでほしい


家族としては 最期の時に

そばに居たい気持ちが

あるとは思いますけど...

自然と

その時が来ただけだから



強制給餌や 点滴についても

飼い主の 選択次第だと思う


お腹をすかせた状態と

心配する方も いるでしょう


食べないと 体力が無くなると

給餌や 点滴を

優先する方もいるでしょう


それぞれの愛情から

選ばれた 行為ですものね



私は   はりたが

最期を迎えるまでを

穏やかにすごすこと

平穏死を 目標にしていて


同じ口腔内扁平上皮癌で

旅立ったミャーフカの

看取りの際に

少量で 数滴とは言えど

旅立の準備に気づくのが遅く

高栄養の液状食を使い

最期を苦しませて

...しまったかもしれない

そんな 後悔があった



ミャーフカが

同じ 口腔内扁平上皮癌で

経験させてくれたこと

教えてくれたこと

無駄にしたくなかったので

はりたの状況に合わせ

強制給餌をしない

高栄養食を使わない

選択をしました


はりたには

腎臓トラブルがあったのも

その選択をする

きっかけでもありました



本日  火葬で お別れです

火葬の際に
摘出した 眼球と
抜歯した 歯を
はりたに 返してあげて
無事に お別れをしました


お空で待ってる親友と
たくさん 遊ぶんだよ~

うちの子に なってくれて
ありがとう    はりた


素敵な...理想的な
お別れをさせてくれたのに
私は 息をひきとる間際
はりたの名前を
呼び間違えました
35年前に 飼っていた
ハムスターの名前...
30年以上も 呼んでない名前

ハッっとした瞬間
聴診器で 聴いていた
はりたの心音は 止まった

お尻にあった白い針
その柄の形が 似てたんだ
性格も似てたけど
意識したり 比べたりは
してなかったの

もし...
生まれ変わりがあるなら
また  私のところに来てほしい

成長してから
譲渡で迎えた  はりた
この子からは
すごく 好かれてる実感があって
飼い主冥利につきる
幸せや 喜びを
たくさん くれた
可愛い子でした


はりたの闘病生活を
応援してくださった みなさま
ありがとう ございました



今  元気に健康で
くらしてる子の飼い主さん
ぜひ  呼吸数と 体温は
日々の健康チェック項目に
入れてください
体重を気にするより
健康管理に 役立ちますよ~