ぼくのへそ天ぼくはお母さんが喜ぶのを知っている。こうするといつだって嬉しそうなことを知っている。キッチンで。乾いた洗濯物の隣で。テーブルの下で。初めて見たと言って喜んでいた。最近、みかんもするようになった。お母さんは更に喜んだ。こんなことで喜んでもらえるのなら楽チン楽チン。「もちのへそ天は世界を救うね。」そんなことまで言い出した。お母さん、言い過ぎ!!