電子名刺
「電子名刺」はいかが? マイクロソフト「インターコネクト」
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【パソコン/インターネット】
いくら電子メールでのやり取りが盛んになっても、やはりビジネスの場でフェース・トゥー・フェースの対面が重要なのは言うまでもない。それが初対面の場合、重要な“武器”となるのが名刺だ。だが、日々の業務をパソコンでこなしているビジネスマンの中には、そこだけ「紙」というアナログ的要素が入り込んでくる名刺の整理に手を焼いている人もいるだろう。これに対してマイクロソフトが提唱しているのが、「電子名刺」という概念だ。(2004.09.28掲載)
同社が今月10日に発売した「Microsoft Office InterConnect2004(インターコネクト)」(実勢価格1万1800円)は、名刺交換を電子的に行うことを目的にした日本独自開発のソフト。住所や氏名、会社名や肩書、顔写真などの情報を含んだ電子的な名刺を作成でき、見かけも紙の名刺のようにデザインできる。
この電子名刺が紙の名刺と大きく異なるのは、電子メールで名刺データが交換できるという点だ。同社の電子メール統合ソフト「アウトルック2003」を使ってデータを送ると、受け取った相手はアウトルックの「連絡先(アドレス帳)」に半自動的にデータを取り込める。また、部署の異動で肩書や電話番号などが変わった場合、すでに電子名刺を送った相手に「更新情報」を一斉送信し、データを書き替えることもできる。
さらにインターコネクトには、住所や氏名などの基本的な名刺情報以外に、メールや慶弔のやり取り記録、相手の経歴や趣味、同じ会社の他の人物との関係などを記せる機能もあり、総合的な人材データベースとしても活用できる。
同社オフィス製品部の井上智裕氏は「初対面で紙の名刺を交換した後にメールを送り合うというのが最近のビジネスシーンでは多い。そのときに電子名刺を添付しておけば、自分の住所をわざわざパソコンに入力してもらう手間を軽減できます。紙の名刺を渡しっぱなし、受け取りっぱなしにしないためにも、電子名刺を活用していただきたいですね」と話す。
ちなみに同社では、インターコネクトを持たない人のために、同社サイトから無償でダウンロードできるLite(ライト)版も用意している。名刺データの閲覧・整理や、既存のデザイン形式で名刺データを送るといった基本的な機能しかないが、ウィンドウズ付属の電子メールソフト「アウトルック・エクスプレス」でもデータをやり取りできる。マイクロソフトとしては、この無償版を足がかりに、日本で電子名刺交換という習慣を普及させたいという野心を抱いているようだ。
「デジタル」という言葉には、どうしてもドライなイメージがつきまとうが、最近はこのインターコネクトのように、人間関係を深める目的で開発されるデジタル製品も増えている。マイクロソフトの試みが日本のビジネスマンにどう受け入れられるか、興味津々で見守りたい。
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【パソコン/インターネット】
いくら電子メールでのやり取りが盛んになっても、やはりビジネスの場でフェース・トゥー・フェースの対面が重要なのは言うまでもない。それが初対面の場合、重要な“武器”となるのが名刺だ。だが、日々の業務をパソコンでこなしているビジネスマンの中には、そこだけ「紙」というアナログ的要素が入り込んでくる名刺の整理に手を焼いている人もいるだろう。これに対してマイクロソフトが提唱しているのが、「電子名刺」という概念だ。(2004.09.28掲載)
同社が今月10日に発売した「Microsoft Office InterConnect2004(インターコネクト)」(実勢価格1万1800円)は、名刺交換を電子的に行うことを目的にした日本独自開発のソフト。住所や氏名、会社名や肩書、顔写真などの情報を含んだ電子的な名刺を作成でき、見かけも紙の名刺のようにデザインできる。
この電子名刺が紙の名刺と大きく異なるのは、電子メールで名刺データが交換できるという点だ。同社の電子メール統合ソフト「アウトルック2003」を使ってデータを送ると、受け取った相手はアウトルックの「連絡先(アドレス帳)」に半自動的にデータを取り込める。また、部署の異動で肩書や電話番号などが変わった場合、すでに電子名刺を送った相手に「更新情報」を一斉送信し、データを書き替えることもできる。
さらにインターコネクトには、住所や氏名などの基本的な名刺情報以外に、メールや慶弔のやり取り記録、相手の経歴や趣味、同じ会社の他の人物との関係などを記せる機能もあり、総合的な人材データベースとしても活用できる。
同社オフィス製品部の井上智裕氏は「初対面で紙の名刺を交換した後にメールを送り合うというのが最近のビジネスシーンでは多い。そのときに電子名刺を添付しておけば、自分の住所をわざわざパソコンに入力してもらう手間を軽減できます。紙の名刺を渡しっぱなし、受け取りっぱなしにしないためにも、電子名刺を活用していただきたいですね」と話す。
ちなみに同社では、インターコネクトを持たない人のために、同社サイトから無償でダウンロードできるLite(ライト)版も用意している。名刺データの閲覧・整理や、既存のデザイン形式で名刺データを送るといった基本的な機能しかないが、ウィンドウズ付属の電子メールソフト「アウトルック・エクスプレス」でもデータをやり取りできる。マイクロソフトとしては、この無償版を足がかりに、日本で電子名刺交換という習慣を普及させたいという野心を抱いているようだ。
「デジタル」という言葉には、どうしてもドライなイメージがつきまとうが、最近はこのインターコネクトのように、人間関係を深める目的で開発されるデジタル製品も増えている。マイクロソフトの試みが日本のビジネスマンにどう受け入れられるか、興味津々で見守りたい。
アイボ
留守宅守る「番犬」アイボ ソニーが発表
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番犬の役割も果たせるアイボ
犬型ロボット「アイボ」シリーズで、留守宅の様子を見守る「お留守番モード」のついた新製品を6日、ソニーが発表した。同社の、インターネット直販サイト「ソニースタイル」で申し込み受け付けを始めた。
新型アイボには、顔の部分に動画・静止画を撮影できるカメラと、動くものや物音を自動検知するセンサーがついている。充電器に置いて「お留守番モード」に設定すると、侵入する動きや物音があった場合、その方向に顔を向けて写真を撮影し、録音を始める。無線LAN機能を備え、撮影した写真をすぐに持ち主の携帯電話へ電子メールで送ることもできる。映像と音声は帰宅後にパソコンで確認できる。
パソコンをリモコン代わりにしてアイボを動かせる機能も加わった。希望小売価格は19万4250円(税込み)。
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番犬の役割も果たせるアイボ
犬型ロボット「アイボ」シリーズで、留守宅の様子を見守る「お留守番モード」のついた新製品を6日、ソニーが発表した。同社の、インターネット直販サイト「ソニースタイル」で申し込み受け付けを始めた。
新型アイボには、顔の部分に動画・静止画を撮影できるカメラと、動くものや物音を自動検知するセンサーがついている。充電器に置いて「お留守番モード」に設定すると、侵入する動きや物音があった場合、その方向に顔を向けて写真を撮影し、録音を始める。無線LAN機能を備え、撮影した写真をすぐに持ち主の携帯電話へ電子メールで送ることもできる。映像と音声は帰宅後にパソコンで確認できる。
パソコンをリモコン代わりにしてアイボを動かせる機能も加わった。希望小売価格は19万4250円(税込み)。
