一年巨大地震から、一年が過ぎた。ベランダでは、去年と同じ花が咲いている。小さく、大切な幸せだと思う。枯れてしまうのではと心配したクリスマスローズは、休眠を終え、美しい新芽が展開し始めた。積雪を逞しく乗り超えた、ワイルドストロベリー。ゆっくり、ゆっくりと、実を大きくする。わたしたちも、これからだ。
秋のビオラとシクラメン春に咲いたビオラの種が、別の鉢で自然発芽。美しく開花してくれました。こちらは、いく度目かの挑戦になる原種シクラメン。無事、芽吹きがみられてホッとしています。モウセンゴケのちびちゃんは、その後もひっそりと成長しております。
秋のいきもの秋なのに、蝶がたくさん飛んでいます。柚子の葉もむしられていますが・・・・ま、元気に育って下さい。アキアカネもやってきました。昔は、運動場の夕焼け空いっぱいに舞っていたものです。グリーンアイス。秋も美しく咲いています。
半年あの地震から、半年。悲しさと不安に、空も歪むかと思われたあの日。あれから半年、進まぬ隘路。苦しみからなにかが芽生えた半年。痛みを携えながら、この瞬間も歩み続ける全ての人へ。どうか、わたしもともに歩ませて下さい。強く、あたたかくありたい。ともに生きていることが喜びであるよう。大切なものを見失わずにいられるよう。どうか、祈りがとどきますよう。