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映画とかそのへん

8月14日にとらで買った同人誌の奥付が09/8/16になってるんですがどういうことでしょうか。



この休み中にヱヴァとサマーウォーズ見に行ってきました。ヱヴァは公開から結構経つし、今更語ることもないですかね。あえて言うならミサトさんがレッツノート使ってて「おお!」と思いました。一緒に行った友人もあれにはちょっと驚いたと言ってました。つかあんだけのもの見ておいて第一声がそこかよ、てな気もしないでもないですが。あとはテレビで再放送していて予習(復習?)できたのは良かったですね。どこがどう変わっているのかがはっきりと認識できました。観客も結構な数入っておりまして、これも再放送効果でしょうか。



サマーウォーズは爽やかな少年の成長物語になっていて、夏らしい作品でした。8月1日公開ってのも意味があったのね。仮想空間のワラワラ感は映画館でこそ味わうべきだと言わせていただきます。見ている最中に何回も思いましたが、今だからこそ作れる作品なんだろうなあと思いました。サイバー空間への移入度が完全にネトゲやってるような距離感なんですよね。電脳コイルが自分がサイバー空間へ入り込むというサイバーパンクの文脈にのっとっているのに対し、サマーウォーズはアバターに自分を投影しているのでより現実的になっている。まあ昔の人が思い描いた通りに技術は進歩していないということなのかなあ。細田監督は人物に影をつけないというポリシーがあるそうですが、サイバー空間のアバターにはバンバン影がついており、ここでも現実世界と仮想空間が別であることを意識させる構成になってます。余談ですがラブマシーンが額のハートマークのせいかディオに重なって見えたのは俺だけでしょうか。ヤバさもディオ並ですし。


登場人物では栄ばーちゃんとカズマ・師匠コンビがお気に入り。ばーちゃんは度量と包容力を兼ね備えたピシーっとした人で、こういう人に上司になってほしいなあ。ホントにあのおっさんは……いやなんでもないです。カズマと師匠は本当に師弟のような関係で、単純に祖父と孫でくくれないところがよろしおすな。師匠がカズマの背中をポンと押すシーンがあるんですが、一人前の人間と認めた上で送り出していることが伝わってグッと来るものがありました。影の主人公はカズマでしょうね。サイバー空間では主役張ってますし。いじめられていたこともあり、どこか人を寄せ付けない空気を醸し出しているカズマが、物語が進むうちに家族の中心に座る絵が多くなるのは、ケンジという「他人」を認めることができるようになったことも表現しているんじゃないかと適当に考えました。今。


登場人物は多いんですけど、役割は何かという視点で見ればわかりやすいですな。続柄などはなんとなく把握しておいて、あとでパンフで確認すればそれで十分。関係を覚えたうえでもう一回見ると印象変わるのかな。だろうな。もう一回見に行こうかな。誘えるような人がいればいいんだけどね。いないんだよね。やかましいわ。



そんなわけで見た映画の感想以上。特にサマーウォーズは期待以上の出来で満足でした。見ている最中に実況してえなあとかぼんやり考えてたりしてたのは毒されすぎなんでしょうね。薄暗い映画館でぼーっと光るモニターは他の人の大迷惑ですが、脳内では「全裸キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!」とかやっちゃって大丈夫ですからそうしました。ハイ。そんなわけでマジ実況は無理でもできることからやろうな夏の日の出来事でした。