センター試験 2016 化学 解説 第6問or第7問(選択) | もるもる集合場

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問1 ⑦

 アクリロニトリルとブタジエンの共重合でゴムをつくった。

 このゴム中の,C原子:N原子=19:1であった。


 

 ここが、ヒントです!!!  


 

  アクリロニトリル      ブタジエン

   H2CC(CN)H        CH2=CH-CH=CH2


 

共重合する際,分子内の原子の総数は変わりません!!(縮合だとかわるよ)


 

窒素原子の比が1なので、、アクリロニトリルの使用量は、1個とすると、、

 

炭素原子総数の比が19なので、、アクリロニトリルの3個を引いて残り16個が

 

ブタジエン由来の炭素原子だと分かります。


 

よって、ブタジエン1分子に炭素原子は4分子入っているので、ブタジエン分子は

 

4個必要だとなるのです!!


 

  アクリロニトリル:ブタジエン=1:4 ヾ(o´∀`o)

 

 

 

問2 ②

 

 暗記です。

 ポリメタクリル酸メチルは、メタクリル酸メチルが沢山重合したものです。


 

 メタクリル酸がメタノールとエステル化しできたのがメタクリル酸メチルですよ。


 

    CH2=C(CH3)COOHCH3OH CH2=C(CH3)COOCH3 H2O 


 

 

 

 ナイロン6は、カプロラクタム(この名前かわいいですよね(´艸`))が

 

開環重合したものです。


 


 


 


 

第7問 


 

問1 ⑤

 グリシンが3分子結合する時は、2箇所ペプチド結合します。

その結果、グリシン由来のトリペプチドと2分子の水分子ができます。


 

3C2H5NO2 → C6H14N3O4 + 2 H2O


 

 よって、、トリペプチド中の窒素原子の質量%は、、


 

   %=14×3×100/(12×61414×316×4)22%



 

問2 ③

 DNAを構成する塩基には、アデニン(A), グアニン(G)のプリン塩基と,

 チミン(T),シトシン(C)のピリミジン塩基があります。この4種類の塩基の

 構造式を暗記していると一発で答えは見つかるのですが、なかなか難しい

と思うので、、

  

 *構造式のイメージ

    ・プリン塩基(A,G)2つの環がある

    ・ピリミジン塩基(C,T)1つの環がある

 

   *2つの環と1つの環の塩基どうしが結合する

     ⇒正確には「AT,GCとのみ結合する」(シャルガフの法則♪)

 

   *塩基どうしは、C=ON-H間で水素結合する。

 

 

 と、いう情報があれば、、答えは構造式を覚えていなくても③になります。
 

  まさか、塩基の構造式がでるとは、焦る問題でしたね。。 Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)


 

 

 

高分子が・・・

昨年よりも、こんなに沢山出題されていて得点しにくかったのでは・・・(-公-)