シネマ☆シネマ☆シネマ

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日々是映画。

観た映画の感想を書いてます。

あけましておめでとうございまーす!

今年はもうちょっと書く…予定。
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モディリアーニの絵ってなんとなく怖くないですか?
(好きな方、ごめんなさい。。。)
あのうつろな目がどうも苦手でダメなんです。
この映画ではあの独特の目が物語のキーにもなってます。

ストーリーは…

1919年パリ。モンパルナスのカフェ・ルトンドには
成功者ピカソ、その仲間の画家、そして異端児モディリアーニ(アンディ・ガルシア)がいた。
世間に認められず、生活費にも困る彼が有名になるためには
絵画コンテストへ出品して優勝を勝ち取ることが必要だ。
プライドをかけた戦いにモディリアーニが選んだ絵のモデルは
妻・ジャンヌ(エルザ・ジルベルスタイン)だった…。

アンディ・ガルシアの演じるモディリアーニには多少の違和感があったのですが
ジャンヌ役のエルザ・ジルベルスタインは
まるで本物の絵から抜け出て来たかのよう。
こういうモデルを書けば、あの愁いを帯びた目を描きたくなるのも理解できるような…。

コクトー役のピーター・キャパルディもイメージぴったりの俳優でした。
ピカソはちょっとふてぶてしすぎる風貌だったような。
実物はもっとかっこいいですよね。
ディエゴ・リベラはイメージ通り。
ユトリロは絵しか知らなかったので
こういう人生を送ってたのかぁ、と。
この頃の芸術家って本当に激しい人生ですね。

この映画はモディリアーニの生き方よりも、ジャンヌとの夫婦愛を描いたものですが
男としてのモディリアーニの生き方は、正直女だったらカンベン。。。ですね。
彼の苦悩はわかるけど、ジャンヌの人生を考えると切なすぎます。

この映画は「事実に基づいたフィクション」という注釈付きですが
ある程度史実と合っているのなら、やっぱり彼はあまり好きになれないなぁ。

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グルジアが舞台の母娘3世代の物語です。

互いに思い合っているのに素直になれないことって
家族という近い距離だとありますよね。
観ている私たちには手に取るように伝わるのに
当人たちは言葉にしないとわからない、と思い込んでいることも。

ストーリーは…
グルジアに住むエカ(エステール・ゴランタン)は
娘のマリーナ(ニノ・ホマスリゼ)、孫娘アダ(ディナーラ・ドルカーワア)と一緒に暮らし、
パリにいる最愛の息子オタールからの手紙が唯一の楽しみだ。
ある日、オタール急死の知らせを聞いたマリーナとアダは
エカに真実を告げることができず、オタールの代わりにエカへの手紙を書き続けることに…。

エカおばあちゃんはとにかく息子オタールが好きでたまらず
オタールのこととなる恋する少女のようにいじらしくかわいらしい。
その後オタールを追ってパリへ行くのですが、
行方のわからないオタールを必死で探し続ける姿は
なんだか「ベルヴィル・ランデブー」のおばあちゃんを彷彿とさせます。

私は小さい頃からおじいちゃん&おばあちゃん子だったので
エカおばあちゃんが切ない表情をしているだけで観ているこちらまで切ない気分に。
エカとマリーナ、オタールの関係も
祖母と一緒に暮らす母、それから遠くに住む母の妹の関係と重なる部分があって
すごく理解できました。
近くにいるとお互いについわがままを言ってしまうんですよね。
遠くに住む家族はいつだって優しい言葉をかけていい顔をしてしまうし。

それでもマリーナのエカに対する愛情は端々で見て取ることができて
聡明なアダと3人のやりとりには深い愛情を感じます。

心臓の悪い家族に重大な事実を知らせることができず、
家族みんなで嘘をつき続ける、という設定は「グッバイ・レーニン」と通じるものがありますが
こちらは女性3人の物語で、誰もが大げさに泣いたり笑ったりしない分
余計に心に残る感じです。

時代を考えると、相当リベラルであっただろうエカおばあちゃん。
最後のアダに向けた笑顔がかっこいいです。


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フランシス・フォード・コッポラの息子ローマン・コッポラの60年代へのオマージュ的作品です。

ストーリーは…

1969年のパリ。
映画監督を目指すポール(ジェレミー・デイヴィス)は
SF映画「ドラゴンフライ」の編集をするかたわら
プライベートでは恋人のマルレーヌ(エロディ・ブシェーズ)との日常を撮った自主制作映画を作っていた。
製作が進むうちにトラブルで「ドラゴンフライ」の監督が次々と降板。
新たな監督に抜擢されたポールは
主人公「ドラゴンフライ」を演じる主演女優ヴァレンタイン(アンジェラ・リンドヴァル)に惹かれていく…。

劇中劇「ドラゴンフライ」の世界がまるで「バーバレラ」!
アンジェラ・リンドヴァルは本当にスタイル良くて美しい。
キッチュなセットや、小道具なんかもまさにバーバレラのそれで
観てるだけで楽しくなっちゃいます。
しかも、ドラゴンフライの敵役(?)で出てくるのはどう見てもチェ・ゲバラ。
すごい設定ですね~。

それに対してポールの自主制作映画はヌーヴェル・ヴァーグ的作品で
イメージでいうとゴダールやフィリップ・ガレルっぽいモノクロ映画。
監督としての成功を望んでいるものの、
自分の撮りたい作品とは違う商業映画での抜擢に戸惑いを感じたり、
美しいパリジェンヌとつきあっていながらもしっくりこず、
ヴァレンタインに惹かれつつもウジウジ悩む役がジェレミー・デイヴィスにぴったりはまってます。

そしてコッポラ一族からはジェイソン・シュワルツマンが売れっ子監督役で出演。
妹のソフィア・コッポラもちょい役ですが愛人役で出てますね。
あまり写らないので見逃すとこでしたが、ロマン・デュリスもほんの一瞬カメオ出演してました。
カメラマン役です。

この時代の革命前夜的な空気とかはあまり詳しくわからないので
69年という設定への思い入れは自分がそこまで汲み取れてないような気がしますが
渋谷系を通過した世代な私にとってはなんだか懐かしい、オシャレムービー☆
お気楽に観るのにぴったりです。