昭和の頃の真面目な大人の雑誌「暮らしの手帳」の表紙や新聞広告などで頻繁に見かけた覚えのある影絵。TVではCMや番組のオープニングで三角帽子を被った黒い小人がラッパやフルートを吹いて草木の上で遊ぶシーンを日常的に目にしていた気がする。実は、それらは影絵作家の藤城清治氏の作品だった。彼の作品は日本に影絵ブームを作り出し、ブームは藤城作品以外のところにも波及して行った。
それは、その頃少年だった我々の世代もあるTV番組シリーズのオープニングで強烈に目に焼き付いているのである。今、思えばソレを藤城作品と一緒にするなんて大罪に値することなのだが仕方ない。年端も行かないヤンチャ坊主には藤城先生の名前すら知らないんだもの。むしろ、その番組の記憶が根底にあって、後に藤城清治に辿り着いたのだから功罪相償うといったところだろう。
だが今回のお題は藤城清治ではなく「ソレ」の方なのだ。
いつの頃からだっただろうかマンホールの蓋がカラフルになったのは・・。御当地物の柄や観光名所などが描かれた物を見かけた事がある。でも、あれ鉄ですよ。材質が木やプラのような柔らかくて加工しやすいものじゃアリマセン。輪切りの鉄の材料を削って作ったとも思えない。だって、色とか入っていますもん。ネットで調べてみたところ発祥は沖縄県で今や全国に広がり一大ブームになっている様です。カラー化は1981年が最初で今や1万3千枚ほどのデザインマンホールがあるとのこと。しかも、マンホールカードなるコレクターアイテムまでもが存在しているそうです。中には、暗い夜道で{消火栓}と光る蓄光素材を使用した物やQRコードがデザインの中に描かれた物があり、当然それは御当地情報サイトに繋がるわけです。
溶かした鉄を型に流し込んで作る鋳造にもかかわらず量産ではなく少量生産前提。カラフルなのは色を付けた樹脂を表面の凹部分に入れているから。しかも、耐久性があって表面は滑り難く加工してるとのこと。精度の高いデザインの再現性など並大抵の技術じゃなさそうです。
そんな数あるデザインマンホールの中で、お目当ての「ソレ」が世田谷区にあるんです。熱中症に気をつけつつも時間が出来たら行ってみようと思います。その時ばかりは、下を向いて歩く事になりますが暗い気持ちでしょげている訳では在りませんので悪しからず。
「ソレ」って何かって? まあ、そう急ぎナさんなって。見つけたらちゃんと写メしてくるから(笑)

* コレがその答え・・



