野暮用で東京に戻っていた。

実家にたどり着く前に近所に都知事選のポスター掲示板を見て

同じ女性の24枚のポスターになんじゃこりゃ。

調べてみたらぶっこわ〜す党の候補者枠を党自ら転売してるということだった。

それ以前に、ほぼ裸のポスターが話題になっているのを聞いていたので

ただただ、どちらも品がないと思った。

同時に公平であるべき選挙で、ポスター掲示枠を転売する人もいれば

貼る場所が確保できずにファイルを配布された人がいるのは

なんとなく不公平感漂って納得いかない。

はっきり言って政治には興味がない。投票も数えるほどしか行ってない。

だって、誰がやっても一緒でしょ？　どーせ〇〇でしょ？と無関心。

しかも今は東京に住んでない。まぁ、関係ないか、

と思っていた私が集団の中の１匹のペンギンになる話するね（笑

とある候補者が自分はファーストペンギンになると言っていた。

初めて聞く言葉で、ペンギンと言ったら数種類の名前と

小樽のペンギンはトレーナーのいうことを聞かないということしか

思い浮かばなくて調べてみた。

集団で生活するペンギンが餌を求めて海に飛び込む時、
最初に勇気ある１匹が飛び込んで安全を確認してから

次々と後を追うように飛び込むという習性があるようだ。

だから私はその候補者をペンギンと呼ぶ。

上京するまで知事選のことは意識になかった。

たまたまペンギンの存在を知って、なんとなく人口３万もいない市の

市長だった時代の議会の動画を観始めたら止まらなくなってずっと観ていた。

まさか自分が見知らぬ町の議会の動画にこれほど夢中になるとは！

議会ってこんなに興味深いの！？（面白いのはそれなりの理由がある。）

選挙運動が始まったらほぼ毎日、その日の街頭演説や対談、ペンギンを応援する

インフルエンサーや反ペンギンの動画も観た。

あぁ、私が選挙に興味がなかったのは「この人なら」と思える人が

いなかったからだと感じた。

私が今まで新聞やテレビで触れることができた政治家とはちょっと違う。

こんな人、いたかな？　いや、いない！と思った。

有権者の考え方は十人十色、色々あっていい。好きも嫌いもあっていい。

ただ、大切なのは自分がその人を信用できるか、託せるか、だと思う。

大袈裟に言えば自分がその人に希望を見出せるかどうかだ。

もちろん、ペンギンが市長時代に何をしたか、何ができたか、

そしてどんなふうに仕事をしたのかは動画や公的資料を見れば一目瞭然だ。

でも人口３万と1400万人の違いは大きい。

ペンギンが東京都でどこまでできるかは未知数であり、

何もできないかもしれないという可能性もある。

でもその不安こそ、誰が知事になっても現職以外は同じだろう。

（無視できない疑惑がいくつもある現職は信用できない）

だったら私はペンギンに知事になってもらいたい。

力強いリーダーシップや誠実さと熱意を持った若いペンギンに！

政治家以前に人として魅力がある。こんなに選挙にワクワクしたことはない。

何十年も東京都の選挙権を持っていたのに、何故今持っていないのか

残念でならない。

明日、投票日。現職には勝てないという話は何度も聞いた。

ペンギンが勝つためには80%以上の投票率が必要といわれているのも

知っている。うん、そうかもねとは思う。

それでも期待せずにはいられない。

もし、ペンギンが知事になったらと想像する。

私が夢見るのは、ペンギンが知事になることのずっと先。

何十年後、人々が日本の政治が変わったのはペンギンが東京都知事に

なってからだよねと話し、100年後には歴史の教科書に

その変化と共にペンギンの名前が記される、そんな未来。

だから、私もペンギンの集団の一番後ろから海に飛び込むことにする。

都知事選の選挙権持ってないから集団外なので、こそ〜っとね（笑

たとえ都民じゃなくてもさ、彼の力や言葉を信じる都民のみんなと一緒に

ファーストペンギンである彼を追いたい！

＊AIR DOは都知事選とは無関係ですが、空港に七夕の短冊が置いてあったので

　１枚いただいてきました。

PHOTO BY JuJu

ペンギンを追う