はい。mokyan です。


今日はお金の話をしようと思います。

え!?
ぅお、ぅお金!?



お金というか、「為替」の話です。

摩訶不思議な為替の話です。


始めに言っておくと、僕は日本からお金を持ち込む際に一つ、
大失敗を犯してしまいました。
泣いてます。


ここケニアで使われている通貨はシリングといいます。


こんなヤツね↓

(日本でいう1万円札)



で、日本円はケニアで両替できます。

「やっぱり円はどこの国に行っても信用が大きいんだぃ!」

と嬉しかったハズなのに。。

ハズなのに。。。


両替所で両替レートのボードを見ながらちょっと電卓弾いてみたんです。


すると、








とんでも無い事実が判明。







通常、両替する際はどの国でも銀行やら両替所やら、買いレートってのがあります。
買う時のレートと売る時のレートは、当たり前ですが差があります。

当たり前ですが、一度両替したら、その場でもう一度元の通貨に再両替しても手元には最初持っていた分より少なくなりますよね。

レートも日本でも場所によって異なるんですが、それに加え、手数料もまちまちです。

なので、
「両替回数はできるだけ少なくした方がいい」
というのを、
あんたぁ~、んなの当たり前に決まってんじゃない。
とばかりに思っていたわけナノダガ、、、、

ボードを見ながらパチパチ計算してると、、





、、、あれ?




おかしい。


日本でドルに両替して持ってきて、ここでまたドルからシリングに変えた方が
日本円を直接シリングに変えるより得だぞ。

それも全然得だぞ。



そう。
そうだったんです。
為替の謎です。

少しややこしいですが、日本での、日本円とドルの価値のバランスは日本国内だけで、
為替の世界は毎日世界共通の比率で動いているのかと思えば、
アフリカに来ると、日本円とドルの価値のバランスは変わってしまうんです。

2回両替しても、まだまだドルで両替した方が全然得になるんです。
最初は同じ所持金だったとしてもね。

うん、不思議ですなぁ。
まぁ円のキャリートレードとかいうのもあるし、金融の世界では色々ありますもんね。


要するに、

日本の円を持っている人や会社や国が海外に投資する際、
今の仕組み上は円はドルに流れやすいようにできている、
つまり、
「ドルは常にその流動性の分その価値は日本円に支えられている」
とも言えるわけですね。

という事は、
日本マネーが海外投資をストップした途端、
ドルは一気に価値が下がるんじゃないか!?

んんん?

そうかそうかー、
これが前の東日本大震災が起こった時の異様なドルの値下がりの原因だった、って、わけね。


と、
アフリカまで来てやっとそのカラクリに気付く、今日この頃。

はぁぁ、厳しいぜ、んな事学校の先生は一つも教えてくれなかったぜ。





ナイロビの街は今日も静まらない。






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