
これは酒井紀子さんが逮捕された年のソーラーリターンです。ぱっと見て、まず、ムンタが12室でラグナロードの金星がタイトにコンジャンクとしています。損失がテーマになりそうです。ではこの12室のロードである火星は10室にありますのでステイタスや力や義務といったものを失うことになる。
次にイヤーロードは土星で9室10室を支配し5室に在住しています。9室はダルマで自己の本質、10室はカルマで行為を表しますので、自己が本質的に満足できる行為が5室、つまり勉強にむかうことになります。また5室は10室から見て8室目にあるので、王位(10室)からの失墜(8室)という意味もあります。ムンタとムンタロード、そしてイヤーロードだけでもこの年の彼女が逮捕されてステイタスを失い、そして大学での勉強を始めたというのがよく現れています。
タージカ式にみなくてもよく状況が現れています。まず5室と9室のロードが星座交換ししかもバンダナヨーガを作っている。どちらもダルマハウスですから、芸能界の虚像に満ちた自己の本質にあわない仕事ではなくもう一度自分を見つめるために学びをせざるを得なかったということになるのかもしれません。バンダナとはバインドですから、縛られてにっちもいかない状況ですが、それがいいか悪いかはディグニティが決めます。ラーシ図では水星は敵対、土星は中立で高くないですが、少なくとも水星はナヴァムシャでムーラトリコーナにあるので技術や実用的な知識といった具体的な学びについては満足が得られそうです。10室にある惑星もラーシ図では品位が低くステイタスをかなり傷つけいます。ナヴァムシャでは、木星と火星の品位が高いので長い目で見ればそのことによって得るところも大きい感じです。
ではまたタージカに戻ってシャハームをみて見ます。まず、プンニャシャハームは山羊にありロードの土星はパンチャバーギヤバラは強く力はありまたイヤーロードでもあるので重要になりますが、1室のロードとのオーブ内のアスペクトがないので影響力が弱い。グルシャハーム、ギャーナシャハームはさそりにありそのロードである火星は3つのバラはかなり強いのですが、やはり5室と9室のロードとのアスペクトが弱いので影響力にかけます。実際にこの年の酒井さんには、幸運(プンニャシャハーム)、よい指導者(グルシャハーム)、よい学び(ギャーナシャハーム)が欠けていたような気がします。
ラグナロードに対するアスペクトはまず月がもっとも強く、互いにオポジションの位置にあり緊張を作り出しています。月が金星からセパレートするアスペクトですので過去における出来事を指す。月は三室支配でカーマハウスですから欲求興味関心そしてそれを得るための努力、そしてその結果得られる技術知識などの意味が関係してくる。もともと月は音楽や社交を表しますし、天秤にあるので芸能一般を表しています。それが6室在住ですからそういったもろもろが障害遅れ等の問題を生じることとなる。かに座には名声を表すヤシャシャハーム、ビジネスをあらわすヴャパラ?シャハーム、職業を表すカルマシャームがあるのでそういったもろもろが労働(6室)となって彼女の心(月)におもくのしかかった様子がわかります。で、その月自体の3つのバラも決定的に弱いです。オポジションのストレスは表立った関係性なので、彼女自身もよくそのことに気づいていたはずです。
続く