どんな困難にも立ち向かい
そして、いつか必ず幸せにしてやる

幾度となく叩きのめされても
幾度となく打ちのめされても

どんな中傷をされても
どんな罵声を浴びさせられたとしても

いつか必ずお前を幸せにしてやる
この命に代えても、どんな事をしても
お前だけを守ってやる

いつか必ず、お前を心の底から微笑ませてやる
いつか僕は立ち上がれるだろうか
いつか僕は立ち直ることが出来るだろうか
自らの意思で、そして自らの足で
いつの日か僕は再び進むことが出来るだろうか

誰かのせいではなく、自らの意思で
進むことを拒否してきた僕
辛いことから目をそむけ、そして同情を嫌い
負け犬になり、逃げていた
冷たい雨の日も、冴えない曇り空のときも
息苦しくなるような晴れの日も

いつか僕は立ち上がれるだろうか
いつか僕は立ち直ることが出来るだろうか

そして、いつの日か人を再び愛すことが出来るのだろうか
高層ビルの屋上にたたずみ、吸い込まれそうになっている俺がいる。
ここから飛び降りることが出来れば、全てを終わらせる事が
出来るかもしれない。全てを終わりにすれば誰も苦しまないはず。
俺がこの世に存在する限り、誰かが俺にまとわりつき
誰かのせいで傷つき、誰かのせいで奈落の底に落ちるかもしれない。
逆に俺が存在する事で誰かが苦しむかもしれない。
いっそのこと、ここから飛び降りれば・・・
そんな時、一人の女から電話があった。
俺以上に傷ついて苦しんでいるはずの彼女が俺に言った。

一緒に生きようよ。いつか幸せにしてよ。約束してくれたよね?

その言葉に俺は、生きる目的を見つけた。こいつを幸せにしてやりたい。
彼女の名前は真由美という。俺に生きる目的をくれた女。
俺が最も愛した女。愛した・・・愛したと過去形なのは、
もう真由美がこの世に存在しないからだ。