ワーク・ライフ・バランス
この数年ですっかり浸透した感のある言葉です。
でも、実は、あんまりこの言葉って好きじゃないんだなー。
ワークも、ライフも大事にするっていう意味では、
まさに私のライフスタイルなので、完全にアグリーなんです。
ただ、この言葉を発する人が醸す雰囲気が苦手というか。
優等生っぽさがイヤというか。
”野菜やお魚など満遍なく摂って、バランスのいい食事をしましょう”、みたいな。
なんとなく、ワークとライフの「バランス」をとろう。
って言われると、偏っちゃいけないように聞こえるんですよね。
半分半分にうまく時間を使いましょう、みたいな。
バランス=均衡 みたいなイメージ。
(言葉への偏見が入ってますが)
だってね、人生の中には、
「今は、これがやりたいっ!」とか
「今は、これをやらなきゃ!」って
時期があると思うんです。
そういう時は、無理にバランス取らなくてもいいんじゃないかな、って思う。
偏ってもいいじゃん、やりたいこと、やるべきことをやれば。
要は、人生にどんなスタンスで臨むのかってこと。
バランス=均衡をとる、というのではなく、
やりたいことに時間を使う。
それが本当のワーク・ライフ・バランスだと思います。
何にどれくらい時間をかけたいかは、人によって違うので、
他人に、「ワーク・ライフ・バランスを考えて暮そう」って言うのは
大きなお世話だって思うんです。
あ、今、気づいた。
自分で決めたいから、
私はこの言葉を他人に言われるのがイヤだし、
わざわざ会社制度とかにしちゃうのが嫌いなんだ。
バランス取りたくても、仕事ばっかりでライフがないよ~って人は
とりあえず、目の前の仕事を一生懸命やればいいんじゃないかな。
流されて惰性でやるんじゃなくて、きちんと取り組む。
そしたら、何か見えてくるかも。
私、10月は、トラブル対応で、9営業日で75時間残業だったのね。
通勤に往復で3時間かかるから、一日のほとんどが仕事。
でもね、自分なりに一生懸命やったから、納得感ある9日間でした。
(洗濯は溜まりまくってるし、秋物も出せてないけど)
その9日間よりも、疲れてぼーっと寝てすごした土曜日の24時間の方が、
ちょっともったいなかったかな、って感じてます。
でも、体を休めたことで、日曜に遊びに行けたわけだし。
ということは、何もしない一日でよかったのかも。
うん、結果オーライ。
いいんじゃない。
自分で、オッケーって思えれば。
人には人生のそれぞれのタイミングで、
「今、ここで時間をかけること」があるんじゃないかなって思うんです。
自分の時間の使い方を自分で決める。
妥協じゃなく納得する。
これぞ、偏愛ライフ♪