周りが困ってしまう
大人のアスペルガー(AS)の
特性をご紹介しています。
今日はその10、最終回です。
10.人の顔をなかなか覚えられない
アスペルガー症候群の人は、
「ワーキングメモリー」といわれる
短期記憶機能が弱いため、
人の顔を覚えることが
苦手な場合があります。
何回か会っているのに
「はじめまして」と挨拶をするなど、
会社で取引先などの
外部の人とかかわるときに
支障が出ることがあります。
アスペルガーの人は
職場などでも人の名前は
わざわざ自分から聞かないように
している事が多いそうです。
きいてもおぼえられないのに、
きいてしまうと名前で呼ばなければ
いけなくなるからだそうです。
名前呼ばなくても
「すいません、⚪︎⚪︎どうします?」
みたいな聞き方で相手も、
まさか自分の名前を
おぼえていないとか気付かないし、
気にしてないと思っているそうです。
軽度のアスペルガーの人は
接する機会が多ければ覚えていけるそうですが、
覚える必要性を感じた時はメモなどして
工夫をしているそうです。
〜工夫の例〜
どこの席に座っている、
こういう人(似顔絵を描く)
雰囲気、
声の高さなど、
具体的にメモをする。
顔と名前より、
どこでその人と会って、
どういう話をしたかの方が
覚えやすいので
いつ、どこで会って
どんな話をした誰なのかを
手帳の会った日付けのところに記入する。
出典:https://h-navi.jp/qa/questions/32843
舞台を見るときは
パンフレットで何度も
登場人物の名前や関係性、
役者さんたちの顔を確認する。
〜アスペルガーの人の心の声〜
『営業の人、挨拶来なくていいんですけど
っていうかむしろ来ないでほしいんですけどー!』
『予定外想定外の人に
話しかけられてパニックなんですけどー!』
『どうせ相貌失認で顔覚えられないんですけどー!』
『用があったら連絡するんですけどー!』