『タイムラインの書き換えの方法』 | カサンドラ専門セラピーコーチング〜自分らしく生きるヒント〜

カサンドラ専門セラピーコーチング〜自分らしく生きるヒント〜

発達障害(かも)の旦那さんといて孤独を感じていませんか?ジュンコ田中は10年間で10,000回のカサンドラ症候群の方の相談実績。カサンドラ専門セラピーコーチングで、あなたの下がり切った自己肯定感をUP!穏やかで幸せな人生を取り戻しましょう

こんにちは

あなたを笑顔にするティンカーベル

junko田中です。

 

全六回コースの【セルフカウンセリングスキル講習会】の第二回を受講されて「タイムラインの書き換え」をデモンストレーションで受けてくれたSさんのご感想です。

 

「タイムラインのリインプリンティング」は実際のカウンセリング・コーチングセッションで「しっかり良くなりたい」「前向きな自分になりたい」という方に行うワークです。

 

『ここに人生という道(タイムライン)があります・・』という感じです。

Sさんが「演劇療法」みたいと仰っているように、このワークはセラピストが横に立ち声かけをしながら実際に床にタイムラインを想定してそこに立って感じてもらうものです。

 
Sさんの許可をいただいてご紹介します。
(写真は私が挿入しました)
 

こんにちは、junko先生。

先日は ほんとうにありがとうございました。
タイムラインの書き換え;リインプリンティングは

効果がありました。

あれは 本当に良い療法ですね。

ことに、辛い幼少期を過ごした人には 救いになると思います。

で、それを友達に説明したメールを 貼り付けます。

ひょっとして 何か誤解してたら、次の回に教えてください。

 

・・・・タイムラインの書き換えの方法・・・

人生を一つの道みたいに見立てて、タイムラインとして眺める。

その要所要所を思い出して、事の顛末を 

「当時の自分」

「相手」

「赤の他人」

「今の自分」

「自信に満ちた自分」

という5人の視点で見てみる・・ってセラピーだったんだよ。

その5人の視点を 立ち位置として決めてね・・

その5箇所に立って 改めて事の次第を見て、

その時の気持ちを言葉にする。

あと、その立場から 他の「役」の人に何か言ってあげる。

 

 

ちょっとね、演劇療法って感じだよ。

不思議なことに、じっさい その位置に立ってみると すぐに「役」に入れるの。

まあ、これはやってみないと分からないかも知れないけど。

自分が役に入ってる時は あまり分からないけど

ほかの人がやってる時に その表情を見ると 明らかに顔つきが変わるよ。

私は 自分の声が変わったのに気がついたな。

 

 

それで 今までは「過去の自分」から見た事件だけを思い出してたのに

他の方向から見てみると、事件の別の側面が見えてくるんだよね。

 

「赤の他人」ってのは 事件を客観的に 私的な感情抜きで眺める役割だね。

「今の自分」、ってのは ちょっとあれこれ思い出して辛くなった時に

一時避難場所として 帰ってきてリラックスする場所。

「余裕のある自分」ってのは 勇気も能力もあって対処できる自分ね。

この「自信のある自分」ってポジションに入ると 表情も明るく元気になるよ。

これ、抽象的に「自信がある・余裕がある」ってだけの設定じゃなくて

私の場合「エアロビを上手にやってて、楽しくて、それっきゃ考えてない自分」

ってシチュエーションを思い出して その時の自分になりきったよ。

そうすると 楽しさ・ワクワク感ってものが よみがえるからね。

で、この状態に入って 元気を出してから 

過去の自分に戻ったり 相手の立場に立ったり

客観的に見てみたりするわけ。

 

 

でね

何か自分の「ここが困ってる」性質を一つターゲットとして決めて

その「困ってるとこ」を 体の中のどこか一箇所に感じてみる、

ってとこから始めるの。

私は 胃のあたりの重さ、硬さとして感じたな。

困ってるってのは 対人不安ね。それをターゲットにした。

今 考えると「あれ、まだ そこに困ってたんだっけ?」って思うけど。(笑)

 

 

それでね・・その胃の重さを感じつつ、55歳から 一歩(これが一年)ずつ

ひとつのライン(部屋の中に5メートルくらいのラインを設定するの)を

後ろ向きに下がって行くんだよ。

そしたらさ、私の場合、もう生まれる前まで下がって「胎児」に戻っても

まだ不安を胃の重さとして感じたんだわ。

それでね、そこで さっきのポジションを使う演劇療法みたいに

「胎児だった自分」「妊娠中の母親」「赤の他人」って立場に入ってみて

当時の様子を感じてみる。 それで「赤の他人」になってみて

「妊娠中の母親」に「今はたいへんだろうけど、なんとかなるから大丈夫」

って声をかけたんだよ。

 

 

ま、実際 なんとかなってきたからねぇ。

そしたらね、胃の重さを感じなくなったの。

つまり、人生を見返してみると

その不安ってモノの始まりは

「当時の母親」の気持ちを 胎児の時から感じてた事だったんだな、

って分かったんだわ。

その理解が 不安を消してくれたわけ。

それで そこからまた人生を 今度は前に進んで 一歩ずつ一年ずつ

「生き直して」みるの。

 

 

そうすると 不思議なことに やっぱり良い部分や良い側面が見えてくるんだよ。

 

まあ、話には聞いてたけどねぇ。

 

実際やってみると けっこう違って見えてくるのにビックリしたよ。

他の人が「全然 表情が変わって キレイになったよ~」って言ったくらい。

だってね・・

胎児の頃の演劇療法が終わって 再度生き直しの時に セラピストが

「じゃ、胎児の状態から生まれます。お母さんの体内から出てください」

って言って、「はい、じゃあ出ます」と思って一歩進んでみたら

「ああ、明るい! 生まれて良かった」って言葉が口から出たもんねぇ。

じっさい、狭い胎内から開放されて嬉しかったんだろうな~、当時の私は。

 

 

 

そのおかげで、自分の過去の親子関係も

被害者としての見方から 良識的な見方になったし

相手の事情や 能力の不足から出た行動だ、ってわかってくるし

「できないことを 何故やらなかったんだ?」と責めても仕方ないな、とか

「相手も不安だったんだろう」とか 理解というか「諦め」というか

「仕方なかったんだな~」って気持ちになるもんだわ。

 

そうするとね、他の物事への見方も変わってくる。

もっと大人の見方になる、というか・・・・最終的には

「鴨居」つまり「上空」からの見方になるんだってさ。

 

 

ところで、

「いい人」や「女らしさ」「男らしさ」を演じることを求められて 

自分をがんじがらめにする、ってのも よくある悲劇でねぇ。

大昔にインストールした もう「使えない」セキュリティソフトのせいで

PCが重くなってるのに、そもそもインストールしたこと、入ってることすら

もう覚えてないせいで 使いにくいパソコンを使い続けてるようなもんだ

って 今読んでる本に書いてあってねぇ。

うまい例えだな~って思ったよ。

 

なんにしろ、凝り固まったものを変えていくってのは

面白いし 楽しい経験だわ。

また 何度でも「人生というタイムラインの書き換え」ってのは

やってみたい、って思うよ。ww

・・・・・

 

 

ここまでが、友達にタイムラインを説明したメールの写しです。

ちょっと大変なセラピーだけど かなり効果的ですよねぇ。

 

また頂いたテキストを読んで 次の予習しておきます。

だんだんNLPってものが分かってきたような気がしてます。

また次に会う時を 楽しみにしてますね~(^^)

 

Sより。

 
Sさんは過去のトラウマ療法をいろいろ試されたそうですが、このタイムラインのリインプリントが一番効果的だったそうです。
 
Sさんはご自分でこれを身につけてやれるようになるために「セルフカウンセリングスキル講習会」を受講中です。
 
「セルフカウンセリングスキル講習会」は現在、第1期の前期の第二回目まで進んでいます。

NLPをなんらかの形で学ばれた方は単発受講も可能です。
   お申し込みはここちらから
     ↓