私が体験した怖い話を今日は少し。
私が20代の時に付き合っていた男の人の話です。
もう随分前の話になります。
仕事を終えて私はその人の家に向かいました。
私が彼の家のピンポンを鳴らすと、家にいた彼がドアを開けてくれました。
ドアが開いた瞬間…
あ、部屋の空気がおかしい!
どうしてそう感じたのかはよくわからない。彼の顔を見た私は思わず「キャー」と叫んでしまいました。
いつもと変わらぬハンサムな彼なのに、顔を取り巻く何かが異常なほど不気味だったのでした。時間が経った今でもその時の彼の顔の怖さを思い出すことができます。
玄関のそばに商品先物取引のパンフレットが何部か置いてありました。
手を出してはいけないものにこの人は手を出したんだ、私はそう感じました。
先物取引が素人にはとても危ないものだということを彼に私は伝えました。話を聴いてみると取引の準備段階にもう入っているようでした。
彼が勤める会社に業者の人がやってきて話を持ち出したとのことでした。
私の手には負えなかったので、消費者センターに間に入ってもらい、事なきを得ました。
お金を少しでも多く儲けて、私に何か買ってあげたかった、そう彼は私に言いました。世間知らずのボンボンなところはあったけれど、まさか先物に手を出すなんて。
商品先物で失敗した人のことが書かれていた本が私の実家にありました。
それを私が読んでいたので、彼の家に先物のパンフレットがあったことに驚いた。
でもそれだけでは解決できない何か…。
私の心が、直感がこれは変だと私に知らせた出来事だったと感じています。
人を取り巻くオーラとでもいうのでしょうか、それは色かもしれませんが、瞬時に怪しいものに変わってしまうこともあるのだと私はこのことから学んだ気がします。
余談ですがこの彼とは結局別れました。私、二股をかけられたのでした。でも、それも直感ですぐわかってしまいました…(笑)
人相は裏切らないとでもいうのでしょうか。
自分の顔に責任を持って生きたいもの。顔は見える履歴書のようなもの。
長くなりました。今日はこのへんで。
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