今宵の一枚は、
またまたジョン・ウィリアムズの新作アルバムから
ムターの為に書かれたヴァイオリン協奏曲
【曲目】
ジョン・ウィリアムズ (*1932):
ヴァイオリン協奏曲 第2番
アンネ=ゾフィー・ムターのための
1. 第1楽章:プロローグ
2. 第2楽章:ラウンズ
3. 第3楽章:ダクティルズ
4. 第4楽章:エピローグ
映画音楽集
アンネ=ゾフィー・ムターのための新編曲
5. 『ロング・グッドバイ』のテーマ
6. 『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』から ハン・ソロと王女
7. 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から マリオンのテーマ
【演奏】
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ボストン交響楽団
指揮:ジョン・ウィリアムズ
【録音】
2021年9月、10月
ボストン、シンフォニー・ホール
このアルバムを聴くにあたり、
ジョン・ウィリアムズの盟友であったアンドレ・プレヴィンがムターが当時結婚したばかり(後に離婚)のムターの為に書いたヴァイオリン協奏曲及びジョン・ウィリアムズが亡くなった妻(女優のバーバラ・リュイック)の提案で書き始め、妻の死後はその思い出に捧げ書かれたヴァイオリン協奏曲(1974年から1976年作曲)を事前に聴いて(ギル・シャハムのソロ、尚シャハムの演奏は後年の改訂版による初録音のもの)、このアルバムを聴きましま。
偶然でしょうが全てボストン交響楽団が演奏しています。
でムターのは為に書き下ろされたジョン・ウィリアムズの新作ですが、解説にはベルクのヴァイオリン協奏曲へのオマージュ(作曲家自身の言葉でなく、解説者の憶測)とあるが…やっぱりジョン・ウィリアムズのシリアスな作品は苦手。
正直面白くない。
ジョン・ウィリアムズに求めるものは、コルンゴルト風な美メロたっぷりの作品なんだけど、ジョン・ウィリアムズ自身はエンタメかは離れ自身の作曲技法を発揮出来る難解な作品を書きたくなるものなんでしょうね(彼なら美メロたっぷりのヴァイオリン協奏曲なんてサラッと書けちゃうんだろうなぁ)。
1番の協奏曲と比べると難解さは潜めてるとは言っても、感動とは無縁…忍耐しかなかった。
1番の方が前衛度が高いのと彼自身の絶頂期だけあって、聴き比べると難解な割りには面白かったと思う。
盟友プレヴィンの方は、前衛度は低いけど、かと言っとフワッとした感じで掴みどころがなく退屈。
ジョン・ウィリアムズの2番の方が一瞬覗かせるエンタメ的要素が面白かったです。
どのアルバムも余白の小品やバーンスタインの作品の方が感銘度は高かったです。
もう年齢的に厳しいのかも知れませんが、出来れば美メロたっぷりのコルンゴルト風な作品書いてもらえると嬉しいをやですけどね。
やっぱり現代音楽は木さんには合いません