今宵の1枚は、
「F.Motalla: L'Amore e Poesia」
エレナ・モシュクの甘い甘いボイスによるヴォカリーズは、ラフマニノフのヴォカリーズやヴィラ・ロボスのブラジル風バッハ第5番がお好きな方ならハマること間違いなし。
全曲で50分の大作。
中間の第3楽章のみがオーケストラだけの演奏であとは大オーケストラとモシュクの甘なく切ないヴォカリーズに浸れます(全楽章同じよう曲調の大作なので、ちょっと飽きて来るかも)。
作曲は、スイス、チューリヒ生まれの作曲家フラヴィオ・モタッラ。映画音楽の大家、エルマー・バーンスタインの薫陶を受け、優れた"映画音楽作曲家"として活躍しているとのことですが、木さんは全く知りません(笑)
ただ映画音楽を手懸けているだけあって、ラフマニノフ風の聴きやすい作品ですよ。
機会があれば是非聴いてみてくださいね。
作品ののコンセプトは、人生におけるさまざまな段階に起きる事象を、映画音楽の先人であるコルンゴルトを思わせる叙情的でノスタルジックな響きで描いていると解説にはありますが、あまりそんなことは拘らずロマンティックな音楽と美声に酔いしれてください🎵
ソプラノ:エレナ・モシュク
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョン・スコット