交響曲第9番 ニ短調 op.125《合唱付》
指揮:大野和士
ソプラノ:林 正子
メゾソプラノ:脇園 彩
テノール:西村 悟
バリトン:大沼 徹
合唱:二期会合唱団
ソプラノ:林 正子
メゾソプラノ:脇園 彩
テノール:西村 悟
バリトン:大沼 徹
合唱:二期会合唱団
合唱指揮:増田宏昭
コンサートマスター:山本友重
今年最後のコンサートは、都響の第9♪
秋口年末恒例の第9のチケット発売になる際、正直今年は食指の動く指揮者がいないなぁとかなり迷いに迷い(クリヴィヌ&読響、鈴木秀美&神奈川フィルは、かなり気になりつつもソワレなので諦めたけど、土壇場で指揮者交代になったので結果良かったかも)選んだのがこの公演。
結果的には、3年連続都響の第9で年の瀬を迎えることに。
インバル、フルシャと続き、いよいよ真打音楽監督の大野和士さんの登場!!
実は、大野&都響のコンビそこまで期待していなかったのが(消去法で選んだくらいだから)本音。
何となく大野さんと第9って合わないイメージが先行していたんですが、結果、インバル・フルシャより良かったです(笑)
編成は弦16型、木管4管でかなり大きめ(マーラークラス)。
ヴァイオリンを左右に振り分けた対向配置。但し、チェロ・コントラバスは通常配置で舞台上手側。
合唱は、70名くらいで中規模。
合唱団は最初から。
ソリスト・打楽器部隊は、第三楽章の手前で登場。
大野さん指揮する第9は、大編成ながらも細部が際立つ演奏♪
テンポは、若干遅めながらも熱量はかなりあるので、停滞感はなし。
大野さんらしい拘りを感じさせる箇所もあり、聴き応えも充分。
ヴァイオリンは対向配置なので、第1と第2の掛け合いも良くわかり、しかもオケ全体の音が際立つのは、大野さんらしいかも。
聴く前は、大野さんの第9イメージ全く掴めなかったけど、実際聴くとこれは大野さんにしかできない第9で、しかもそれが全て決まっているので、久しぶりに年末の第9で満足度高かったです。
二期会合唱団もさすがプロ集団だけのことはあり、70名以上の声量を感じ、終始安定した歌声を聴かせ、こちらもお見事!!
4人のソリストは、若手歌手を起用。
出だしは声が出来きらないような気もしたけど(西村さんのソロは、合唱とオケに掻き消されていた)、後半は好調。
特に4人が掛け合う終結部のアンサンブルは、素晴らしかったです♪
フィナーレコーダの追い込みは、久しぶりに鳥肌!!
今年最後を飾るコンサートは、最良の名演に恵まれ、有終の美を飾ることができ満足でした♪
2017.12.24(SUN)
Christmas Eve
◌*ᔦᔧ॰ॱ ᗰᕮᖇᖇY X’ᗰᗩᔕ◌ᔦᔧ*॰ॱ
14:00
東京芸術劇場大ホール
(3月以来だから久しぶりでした)
しかし…第9、一曲のみって(チケットもお高いし)、コスパ悪くない??
できれば、会場に着くのが諸事情により遅れる方もあるし、第9を聴く心構えも欲しいので、前座の曲(10分くらいでも良いので)と休憩があると有難いのですが。
オケ事務局の方ご検討お願いします。