- ドビュッシー(ビュッセル編曲)
- 小組曲
サン=サーンス - 序奏とロンド・カプリチオーソop.28 *
- マスネ
- タイスの瞑想曲 *
ベルリオーズ - 幻想交響曲op.14
- 指揮:小林研一郎(桂冠名誉指揮者)
ヴァイオリン:小林美樹 *
コンサートマスター:扇谷泰朋
ソロ・チェロ:辻本 玲
梅雨が明けた途端、スッキリしない空模様が続き、何か『第2期梅雨状態』の今夏。
忙しいのとスッキリしない陽気で体調もお疲れモード_( _´ω`)_
最近は、そんな理由もあり(それ以外もありますが)、コンサート通いはちょっとストップ気味で、今年はフェスタサマーミューザも見送るつもりでしたが(聴きたいなぁと思う公演は、すべて仕事だったのもあります)、たまたまお休みの日に『コバケンの幻奏~夢・情熱』(当初は、コバケンワールドみたいなプログラムに全く食指動かずスルーしてました)のチケットが直前にも関わらずあるので(お盆休み前の平日のマチネだからかな??普段なら即完売なはず!!)コバケンさんと言うより、小林美樹さん目当てに行くことに♪
実は、コバケン先生、クラシック聴き始めた頃は、その情熱的な指揮と演奏に狂喜しながら聴いたものですが、段々色んな演奏を聴き慣れて来ると、コバケン先生の感情剥き出しの演奏が少々重たく感じ敬遠しがちだったのですが、ここ最近またコバケン先生の演奏に接する機会もあり、以前の感情が前のめりになり、上滑りする時も多々あった演奏も、お歳を目したせいもあってか、良い意味で枯れ、深い味わいを感じさせる熟した演奏になったと感じるようになりました(あのコバケン先生と言えばオケの音より大きい唸り声を出さなくなったのは驚きでした!!)♪
まぁせっかくならフェスタのチケット代は、安いので、普段座るのは夢のまた夢の憧れのS席をと思いましたが、いくらチケットが残ってるとは言え、やはり良席は、なし( ̄▽ ̄;)
これならと普段なら早めに売れる安い方の良席が残っていたので、結局、そちらを購入。
憧れのS席はまたもやお預けに

今回は、久しぶりの生音なので、公開リハから参戦しようと気合いを入れて早起きして、ミューザに向かうことに⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!
しかしながら、せっかく早起きして、向かったのに、途中の駅で、乗り換え時間を勘違いし、切符を買ってる間に電車が出てしまい、次の電車を30分も待つことになり、結果、公開リハには間に合わず…>_<…(途中から入れましたが)
なんか前置きが長くなりましたが、
演奏そのものは、
幻想交響曲は、コバケン先生と日本フィルのコンビならもう何十回以上演奏して来たはず、故に自家薬籠中の物と言え、安定した演奏を聴かせてくれました(強いて言えば新鮮味的なものはなかったかも💧)♪
第一・第四楽章のリピートはなし、第二楽章もコルネットのオブリガートはなし(アーネムPOとのCDでは、コルネットありなので、その時によって違うのかも)の一般的な解釈で、全体的にゆったりめのテンポを時折揺らしながら、迫力満点!!
如何にも最近のコバケン流スタイル。
フィナーレのコーダ部分も以前のコバケン先生なら感情が爆発し、アッチェレランド掛けまくり(過去のCDの演奏)なんですが、本日の演奏は、落ち着いた堂々たるコーダで、この辺りもコバケン先生の深化を感じました♪
第三楽章のオーボエとイングリッシュ・ホルンの掛け合いは、オーボエを客席(2階or3階あたり??)に配置し、遠近感を出してました。
2台のティンパニによる遠雷は、4人の奏者によるもので、遠雷と言うより地鳴りって感じ…この辺りは、コバケン先生らしいかも(笑)
またコバケン先生、幻想交響曲のコーダで、危うく指揮台から落ちそうに💧
以前のコバケン先生なら情熱的な指揮で我を忘れって感じでしたが、今回は、先生も歳を取ったなぁって感じのよろけ方でかなりハラハラしました(°_°;)ハラハラ(; °_°)
やはり先生も昔のような指揮スタイルは、厳しくなって来てるのかなぁ(๑˙―˙๑)?
それが最近の演奏にも反映されてるような気もしますが、総じて、生で聴く幻想交響曲としては、素晴らしいものだったと思いますが、かなりハードワークが続く中、唯一のお休みに早起きしリハから見学し、若干体力バテ気味で、個人的に後半集中力が欠け、散漫な聴き方をしてしまったのは、勿体なかったです(。>﹏<。)
体調万全でコンサートには臨みたいものですね|柱|ヽ(・_・`)反省…
前半のドビュッシー小組曲は、最初にチラシを見た時に『コバケン先生向きかしら??』と思ったのですが、ビュッセルの編曲がドビュッシーよりラヴェルぼいのもあり、コバケン先生のシンフォニックなスタイルの演奏も悪くなかったです♪
特に日本フィルの木管は、美しさは素晴らしかったです(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
今回、管楽器群は、フルート首席の真鍋さん、ファゴット首席の鈴木さんを除き、オーボエ、クラリネットの首席は、客演奏者の女性、ホルン首席の丸山さん、トランペット首席のクリストーフォリさん、トロンボーン首席の藤原さんは、ティンパニのパケラさんなど主要メンバーが欠けていたのは、日本フィルのファンとしては、少々寂しかったです(´・ε・̥ˋ๑)
(千葉清加さんは、扇谷さんの隣に居たのは、個人的にはちょっと嬉しい😃)
お目当ての小林美樹さんのヴァイオリンは、フランスの作曲家による小品が二つ。
彼女の健康的で伸びやか音色がミューザに鳴り響き、大満足!!
彼女の場合、深みという点では、少々物足りないのですが(これは今後の成長に期待)、それを上回る明るく伸びやか音色がとても魅力的♪
個人的には大ファンですヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪
しかも、リハでもドビュッシーと小林美樹さんの二曲は、通しで聴けたは、かなり٩(>ω<*)وラッキー
個人的には、リハの時にはかなり良席で聴けたのもあるかもですが、美樹さんの音色は、リハの方が良かったです(4階席では、ちょっとヴァイオリンの音色を楽しむには遠すぎ💧)♪
余談ですが、リハでタイスの瞑想曲を演奏していたら、いきなりコバケン先生指揮台を降り、静々と客席へ向かい、客演側で美樹さんの奏でるヴァイオリンを聴いてました♪
美樹さんのヴァイオリン、小品二曲だけでは、寂しいと思ったら、アンコールもありヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪
リハ、本番共にたっぷり美樹さんのヴァイオリンを堪能させていただきました(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
なお、幻想交響曲のあともアンコールあり。
(リハで披露していたので、アンコールはあるのは分かっていましたが、これはサプライズにして欲しかったなぁ)
本日は、8月9日。
長崎に落ちた原爆での被災者への鎮魂をこめてとのこと。
アンコールも含め、2時間ちょっと。
コバケン先生と日本フィルらしく、大盤振る舞いのコンサートでしたヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪
本日は、川崎でも最高気温が35℃まで上がり、真夏日!!
そんな暑い時こそ(暑い時に熱い食べ物で汗を流す様に)、熱い熱い炎のコバケン先生🔥を聴けて、ある意味良い暑気払いになりました(笑)
2017.8.9(WED)
15:00
ミューザ川崎シンフォニーホール
※やっとブログ書けたぁ😭(めちゃくちゃ忙しいです💧)