ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18*
ラフマニノフ
交響曲第2番ホ短調op.27
指揮:カーチュン・ウォン (グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール優勝)
ピアノ:松田華音*
コンサートマスター:﨑谷直人
梅雨に入ったとは言っても、梅雨らしくない湿り気のない爽やかな風が吹く、6月。
夏日になっても、湿度が低いので、あまり暑さを感じないのも(`・ω・´)bグ~。
個人的にはじめじめした梅雨が大っ嫌いなので、こういった陽気は、大歓迎❀(*´▽`*)❀
爽やかな陽気は、お出かけやコンサートには最高ですから(o^―^o)ニコ
さて、そんな6月某日。
爽やかな陽気に誘われ、久しぶりのコンサート(^^♪
6月に入り、ラザレフ&日本フィル、山田和樹マーラーチクルスと気になるコンサートは、多々ありますが、聴けるコンサートには限りがありますので、断腸の思いで諦め、今日は、神奈川フィルみなとみらい定期へ⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!
神奈川フィル 未来の大器 ~ラフマニノフ2つの2番~
ラフマニノフ好きには、たまらないこの組み合わせ(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
しかも期待のウォンさんと美人ピアニスト松田華音さん、そして神奈川フィルとの組み合わせとなれば、ワクワク度も半端ないです(*・ω・*)wkwk
今回指揮を務めるウォンさんは、昨年、アヴデーエワの協奏曲コンサートでNJPを巧みに指揮をし(その時の感想)、すごい指揮者がいるものだと感心したので、今日、神奈川フィルからどんな音色を引き出してくれるかもとても楽しみ(o^―^o)ニコ
あのNJPの名演再来期待しちゃいます!(^^)!
因みに今回みなとみらい定期は、チケット完売‼
いつも空席が目立ち「こんな良いコンサートなのにもったいないなぁ」と感じていたので、完売は神奈川フィル・ファンとしてはうれしいところ( ̄ー ̄)ニヤッ
松田華音さんの人気かしら(๑˙―˙๑)?
本日のみなとみらい定期は、開演前のロビーコンサートもあり、爽やかなハイドンがロビーに流れ、オープニングから優雅な気分に(^^♪
ハイドン/フルート三重奏曲第1番ハ長調Hob.IV:1「ロンドン・トリオ」
フルート:江川説子
ヴァイオリン:松尾茉莉
チェロ:迫本章子
司 会:阿部未来
前半、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、松田華音さんをソロに迎え、名曲中の名曲のこの曲を、ロシア仕込みの華音さんのピアノも音色も楽しみですが、若きマエストロウォンさんと神奈川フィルがどうサポートするか聴きどころ♪♪
松田華音さんを聴くのは三度目。
前回は、昨年12月読響のパルテノン多摩定期で。(その時の感想♪)
最初は、デビューCDを記念したオペラシティでのリサイタル(2015.4.7)
と、彼女の演奏を聴き続けてきました...♪*゚
デビューCD発売記念のリサイタルでは、当時まだ20歳になっていないのに、その堂々たる演奏と技術力の高さに驚嘆しましたが、昨年12月のチャイコフスキーでは技術力はあるものの、優等生的な演奏であまり感心せず、今回のラフマニノフではどうなるかがちょっと気になります…Ҩ(´-ω-`)
ソロリサイタルだと自分流に弾けるけど、協奏曲だと安全運転してしまう傾向があるのか…さて今回は(๑˙―˙๑)?
結果的には、ソロリサイタルでの良かった点と前回のチャイコフスキーで感じた優等生的面が混在する演奏でした♪
ソロでは気にならないピアノの音色の線の細さは、協奏曲ではやはり気になるところ( ˘•_•˘ ).。oஇ
時折ウォンさん率いる神奈川フィルの音色に負けてるような(個人的にラフマニノフは、オケに負けじとガンガン弾きまくる方が好みってのもあります)ところもあり♪
でも抒情的なところでの華音さんが奏でるピアノの響きはうっとり(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
特にめんめんと謳った第2楽章は、本当に素晴らしかったですし、フィナーレの有名なテーマにも、彼女の美感が発揮されていたと思います♪
全体的には線の細さを感じるものの、華音さんも力演で、昨年の12月のチャイコフスキーより満足度は高かったです(*b'v・)b+。
伴奏を務めたウォンさん率いる神奈川フィル…素晴らしい‼
ともかくオケが有機的に響き、神奈川フィルってこんな良いオケだっけ⁇といくらい凄かったです!!
オケは対抗配置。
いつもの神奈川フィルだと雑然したとこもかなりあるけど、弦だけでなく、木管、金管すべての音がこんなに緻密に響くのは、ウォンマッジク。特に弦が厚みあるだけでなく各パートがいつもの演奏時以上に息づいてるのは、ウォンさんの力量かしら(๑˙―˙๑)?
木管の繊細な響きもいつもの神奈川フィルを以上‼
金管の弱さは、神奈川フィルの惜しい点だけど、協奏曲では別オケ⁇ってくらい良かった‼
全体的に遅めのテンポながらオケがダレず、緊張感を終始保っていたのはお見事‼
また遅めのテンポにありがちな重心が重くなる傾向にならず、重厚さもありつつも、ふわっとした響きも感じ、各楽器が混色せず個々の音色がみなとみらいに響き渡る点は、ウォンさんのオケに対するトレーニング能力の高さを感じさせました(๑•̀ㅂ•́)و✧
あえて残念な点を挙げるとしたら、主役の松田華音さんを喰っちゃった伴奏かな^^;
ピアノ付き交響曲って感じの演奏でした( ̄▽ ̄;)
ソリストアンコールはなし。
(個人的には会場でCD販売もしていたので、CDに入っている曲でもアンコールすればCDたくさん売れたのにと感じましたが…サイン会でもあまり並んでなかったような…ちょっと残念)
(余談ですが、松田華音さん雰囲気が諏訪内晶子さんに似ているような・・・お顔も小さいし御綺麗です…(*・ω・)ウラヤマシィ…)
松田華音さん今のところ大きなコンクールでの入選経験はなし…
今後大きなコンクールにも挑戦するのかはわかりませんが、ソロリサイタルで感じた才能がこれからどう華開くか楽しみな逸材です(2017.10.30 オペラシティでソロリサイタルがあります)ヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪
後半、交響曲も協奏曲で書いたことが言える演奏♪
オケが有機的に響き、こちらも遅めのテンポながらオケがダレず、纏め切ったウォンさんの手腕はお見事‼
ロシアの大地を感じさせたラザレフの演奏も名演だったけど、こちらもまるでブルックナーの交響曲を聴いてるような大伽藍を感じさせる熱演♪。.:*・゜
オケの各パートが明確に鳴り響き、オケの素晴らしさも特筆すべき点でした。
普段聴こえないパートが浮かび上がるなど、オケから煌びやかな音色を引き出すウォンさんの統率力は、やはり天才なる所以か!?
残念だったのは、第3楽章の盛り上がりで、金管の出だしが合わないハプニングがあったり(初対面の客演だとオケも指揮者の棒に慣れないのもあるだろうし、テンポの遅さに合わせずらかったのかな)、フィナーレで若干疲れも気味感はあったものの、交響曲でも金管はおおむね好調♪
特にホルンの首席の女性(客演)の方が上手かった(残念ながら豊田実加さんは降り番でした)‼
ホルンの安定感は、今まで聴いた神奈川フィルでは最高レベルでした(・∀・)イイネ!! サイッコウダネ!!
終始遅めのテンポで、聴いているこちらが緊張感が続かないのありましたが、若いのに巨匠的な演奏(ザンデルリンクの演奏を彷彿させるような)を神奈川フィルから引き出したウォンさんは、これからがとても楽しみな指揮者ヾ(´︶`♡)ノ♬☆♪
終演後もブラボーの嵐(神奈川フィルでは珍しい)で喝采を受けてました(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ
指揮姿も格好良かった(しかも素人目にもわかりやすい指揮)‼
これから要注目の指揮者です‼
フィナーレ終盤では、神奈川フィルもメンバーの顔からも渾身の演奏をしているぞー感ありあり┗(`∀´)ヾやったるで!
コンマスの﨑谷さんなんて泣きそうな顔だったです。・゚・(ノД`)・゚・。
相変わらずオーボエの小山さん、クラリネットの齋藤さんは上手いなぁ。
神戸さんのティンパニには相変わらず痺れぱなしでしたʚ(。• •。c )ɞ ~♡。
大々満足(`・ω・´)b
2017.6.17(SAT)
もう一度聴きたいわ〜(」゚д゚)」