ヴィヴァルディ
「グローリア」ニ長調 RV.589*
ウォルトン
オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」+
武蔵野合唱団
読売日本交響楽団
指揮:下野竜也
ソプラノ:小林沙羅*
ソプラノ:佐藤優子*
アルト:平山莉奈*
バリトン:青山 貴+
武蔵野合唱団は、アマチュアと言ってもプロオケの定演など呼ばれるなど、その活動は、セミプロ級で、以前、日本フィルの第9の演奏会(確かコバケンさんの指揮だったような…)でその歌声を聴き感動した記憶もあり、今回の自主定期演奏会は楽しみでした。
実は、このコンサートは、いつも拝読しているブログで5月ごろ「こんな公演ありますよ」と紹介され、その際、ウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」を取り上げると書かれているのを読み、英国音楽ファン、しかも実演でなかなか演奏される機会が少ない「ベルシャザールの饗宴」が生で聴けるならと、早々とチケットを入手し(6月ごろ)、心待ちにしていた演奏会(^^♪
しかもオケは下野竜也さん指揮の読響‼
ソリストも小林沙羅さんはじめ4人の豪華な声楽陣が‼
アマチュア合唱団の発表会レベルではなく、在京オケの普通のコンサートと比べても遜色ないくらいです(寧ろそれより凄い)‼
さて、聴いた感想ですが
前半のヴィヴァルディのグロリアの華やかさは、武蔵野合唱団の明るい歌声とあっており、力強い合唱を聴かせてくれました。
もちろん静かな箇所も美しい合唱を聴かせてくれましたが、200人以上の合唱となると、どうしても華やかで盛り上がる箇所の方が目立つ傾向もあり、そちらの方が印象に残りました。
ソロを務めた女声では、久しぶりに聴いたソプラノの小林さんの清らかな歌声が華を添え、またアルトの平山さん(パート的にはこちらの方が曲の中では比重が大きい)の深みのある歌声も素晴らしかったです♪
オケも合唱の人数が多いことから、弦などバロック音楽にしては、かなり厚めだったわりには、いまひとつ潤いに欠けていたのが残念。
後半は、楽しみしていた「ベルシャザールの饗宴」‼
これは文句なしに凄かったです‼
大編成のオケ(左右のバルコニーにバンダ、オルガンなど超弩級の編成)と大合唱が織りなす迫力に圧倒されぱなっし‼
バリトンの青山さんも絶好調‼
もちろん下野さんもノリノリの指揮で読響から豪華な音色を引き出し、芸術劇場を大音響の坩堝にしてました(^^♪
ジャス的な要素もあり、ウォルトン書いた戴冠式行進曲や宝珠と杖のような豪華絢爛のマーチ風な箇所もあり、聴いている方もアドレナリン出っ放しのこの壮大な曲を見事歌い切った武蔵野合唱団も本当にうまかった‼
武蔵野合唱団の日頃の練習成果を聴いてもらう自主公演ということもあり、歌っている皆さんがお仕事感がなく、本当に気持ちよさそうに歌っているの聴き、こちらまでパワーをもらったそんな気分でコンサート会場を後にしました(^^♪
しかし、このコンサート、下世話な話だけど、会場借りて、プロオケ(しかも大編成)呼んで、しかもソリスト4人も呼べば、コンサート費用は、チケット代(なんとS席で5,000円‼)では回収できず、合唱団の皆さんが自腹切っているんだろうなぁ…と、ふと考えてしまいました(゚_゚i)
武蔵野合唱団、次回は50回目の定期演奏会。
節目なので、どんなプログラムになるか気になるところ。
楽しみですねo(^-^)o
2016.11.19(SAT)
17:00
東京芸術劇場大ホール