こんにちは!
心理カウンセラーの馬場 かよです。
先日のセッションで、0歳の女の子を育てているママさんが
来られたのですね。
その方のご相談は、タイトルにあるような産後のガルガル期とは
別の内容だったのですが、セッションを終えて、振り返りをしたときに
なんだかとても胸がギューとなったんですね・・
なんでだろう‥と思ったら、0歳の子育て中のママさんとお話をしている中で
当時産後の子育てがとても辛かった頃の私自身を思い出していたからだったんです。
※ガルガル期・・・出産後のホルモンの変化によって、精神的なバランスを崩しやすい時期に出現する症状のこと。
娘はもう小学生です。
もうとっくに過去のことになっていたように自分では思っていたのですが、
いまだに、体や心が反応するのだな・・と改めて思いました。
でも確かに、当時娘が生まれたときの街並みを時々自転車で通ると、
涙がでそうになることがあります。
「あぁ・・当時辛かったな・・すごく孤独だったし、よく一人で耐えてたな・・」
そんな当時の苦しかった想いが胸の中でいっぱいになってしまい、
自転車をこぎながらも涙がでそうになるんです。
私の場合、当時は自分がガルガル期だとは気づきませんでした。
そんな言葉も知りませんでした。
今振り返れば、当時はガルガル期だったかな・・と思うけれど、
当時は、ママになるってことはそういうことで、いまは頑張るしかないんだと思い込んでいたし、
情報も上手く入ってこなかったです。
当時はよく、子供を何とか寝かしつけて、夫が帰宅したらすぐに、近くの公園に走りました。
そして、公園のベンチで、甘い飲み物を片手に、しばらくボーっと、遠くに光る電柱の光を
眺めていたり、夜空の星をしばらく眺めるのが日課でした。
そうしている間だけが、唯一、頭を空っぽにできる時間でした。
日中は子供が起きている間じゅう、頭は警報サイレンが鳴っているような状態でしたし、
子供が眠っていある間も、その間にやらなければいけないこと、やりたいことが沢山ありすぎて、
頭も心もパンパンでした。
私は、初めての子育てで、緊張感がいっぱいでした。
私の産後はこんな状態でした(他にも色々ありましたが)
まず、
自分以外の誰かに子供を安心して、預けることができなくなりました。(義理の実家、行政サービス等々、含め)
実家の母には、かろうじて、お世話を頼めましたが、それでも母の時代の子育てと
私が育児本などで読んだ内容やこうしたい、といった希望とは異なっていて、ぶつかることもしばしばでした。
はじめての子育てで、不安だったのだと思いますが、
子育てに、ルールやべき・ねばを持ち込み過ぎて、自分自身も疲弊していたし、
身近な夫に頼んでも、
「やり方に固執するなら、自分でやれよ!俺は俺のやり方でしかできないから」と突き放され、
夫にも頼れなくなりました。
そもそも、夫に対して生理的な拒否反応が出てきたのもこのころです。
実際、私はこのホルモンバランスの影響もあるのでしょうが、
すくなくとも2年以上は、その状態が続きました。
産後は、夫との仲もとても悪く、ギクシャクしていて
夫のモラハラめいた行動もエスカレートしていき、
育児休暇後の復帰で、別居にまで発展しました。
つまり、四面楚歌の状態で
子供が保育園に入れるようになるまで、一人で頑張ってしまいました。
一時保育も中々空きがなく、空きがあっても、どこか本当は心配で預けれない程だったので、
独身時代に好きだったことは一切できなくなり、子どもが抱っこ紐で眠っている間の短い時間を狙って、
カフェでコーヒーを飲んだり、図書館で本を読んだり・・していました。
その程度なので、全然疲れが取れません。慢性疲労状態が続き
頭も心も身体もガチガチに固まっていたように記憶しています。
私のガルガル期が完全に、産前のような状態に戻るまでには、
数年かかったのですが、今思うとなぜそんなに、こだわったり、イライラしていたのか、不思議なんです。
やはり、産後、周囲との信頼関係が希薄な中で、ホルモンバランスが大幅に乱れた中での、
休みなし育児が原因だと思います。(心の癖ももちろんありますが)
0歳って本当にかわいい時期です。
大きくなっても、その時々で、成長した分だけの可愛さがありますが、
あかちゃんのときの、あの可愛さはもう二度と戻ってはこない。
我が子の純粋無垢で、ぷくぷくしていて、ただ存在しているだけで
笑顔にさせてくれるはずの赤ちゃん時代を
私のように、苦しく辛いままで過ごしてほしくないな・・って思うんです。
私も、もちろん、ただ苦しいだけではなく、楽しいときや幸せなときも沢山あったはずです。
でもあまりに、苦しい辛い記憶が強すぎて、振り返るとそれが先に思い出されてしまうんですね。
だから、もしいまあなたが、当時の私のように、
夫のこと
実家の母や父のこと
赤ちゃんのお世話のこと
そして、
自分自身のこと・・
色んなことで、悩んでいたり、不安でいるにもかかわらず、
誰にも心をオープンにして吐き出せないのであれば
力になりたいです。
一番信頼したくて、支えてほしい旦那さんにも、上手く気持ちが伝えられないし、
寄り添ってもらえない
価値観が違うことや、元々の関係性から、両親にもうまく頼れない
元々内向的だから、ママ友もうまく作れないし、ママ友もいない
時々児童館でほかのママさんと話せても、その後は一人反省会で落ち込む。そして疲れる・・
でも、本当は誰かにこの苦しい胸のうちを
聞いてほしいし、苦しみをわかってほしい・・
そんな当時の私のようなママさんが
きっとたくさんいるのではないでしょうか。
当時の私は、カウンセリングやセッションも受けたことがない時期でした。
そんな世界を身近に感じてはいなかったです。
どこか遠くの世界のように感じていた・・
もう十分心は弱り切っていたのに。。
でも、今この文章を読んでくださっているあなたは、私とは違います。
カウンセリングに馴染みがない方も、安心して受けてみてください。
当時の私にもし会いにいけるのであれば、
「一人で抱え込まないで。あなたは変な人じゃないよ、ダメなママなんかじゃない。
精一杯なママなだけ。心の専門家に話をしてみて。あなたに必要なのは、一人で頑張ることじゃないよ、
誰かに頼って、受け止めてもらうこと」
そう伝えてあげたいです。
いま、娘の赤ちゃんの頃の写真を眺めるだけで、可愛くて懐かしくて涙ぐみます。
でも当時の私は、その価値やすばらしさを十分に味わいきることができなかったように思います。
心に余裕がなさすぎたんです・・
もちろん、子どもとの楽しい時間、成長にわくわくすること、幸せな時間もあったのですが、
それでも、いま振り返ると辛かった記憶が先に来るんです。
今これを読んでくださっているママさんに
同じような想いはしてほしくないな、と思います。
起きていることは必然ですから、
どんなに避けようとしても、来るべきことは来ます。
でも、もしいまあなたが、ご自身の違和感に気付かれていて、
誰かに話を聴いてもらいたいという望みがまだちゃんと湧き上がっているなら、
それは、大切にした方が良いんですね。
人はあまりに分かってもらえないと、受け止めてもらえない状況が続くと
そのうち望みさえ出なくなってきて、心を麻痺させて、自分を守ります(本当は守れていないんですけれどね・・)
心が氷のようになってしまい、心に血が通わなくなると、本当に無機質な状態になって、
感情を感じれなくなってしまうんです。
そうなるまえに、
上手に話せなくてもいいですし、それこそ愚痴(愚痴がだめというわけではないです)になっても構わないので、
あなたの心に溜まっている想いを外に吐き出せること、それこそが一番大切なことなんですね。
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本当に毎日毎日、育児おつかれさまです
読んでくださって、ありがとうございました
心理カウンセラーの馬場 かよでした。