今日、いつもの公園で、とても微笑ましい出来事に遭遇しました。

私が息を殺しながら、カワセミの写真を撮っていると、家族らしい4人組が歩いて来ました。

小学3、4年生くらいの男の子二人とお母さん、お母さんは腕に赤ちゃんを抱いていました。

 

 

人の気配に気付いたカワセミが、とまっていた木から、池の縁のポールに飛び移った瞬間、男の子の一人が声を上げました。

「カワセミだ!なんか、おしっこしたよ、お母さん!」

余程嬉しいのか、小躍りしています。

すると、お母さんらしき人が、

「あら本当だ、青くてきれいだね。おしっこしたね。」

と笑顔で応えていました。

 

 

「しまった、写真撮ればよかった。」

と言いながら、興奮冷めやらぬ男の子たちとその家族は歩いて行ってしまいました。

 

 

まさか小学生の口から、「カワセミ」という言葉が飛び出すとは思ってもみませんでしたので、

驚くと同時に、感心してしまいました。

生き物が好きなのでしょうね。

私が小学4年生くらいの頃は、「カワセミ」は「川に住んでいる昆虫のセミ」かと思っていました。(笑)

 

 

「またカワセミを見に来てね。

一度見たから、また見られるよ。

おばちゃんだってそうだったんだから。」

と思いました。

昨年の今頃は、私にとって「幻の鳥」だったカワセミも、今では公園に行く度に会える鳥となりました。

 

 

 

 

ある日のカワセミさん

いつもの木の枝にやって来ました

 

 

 

 

お食事中です

わかりにくいですが

ザリガニのようなものを捕らえたもよう

 

 

 

 

食後はお気に入りの石の上で

「哲学」をします

 

 

 

昨年の春頃は、カワセミが撮れたの撮れないのと騒ぐ私を、少々引き気味に見ていた次女

(高三)も、最近の写真を見て、

「お母さん、ここまでカワセミを撮れる様になったんだね。すごーい。」

と言ってくれました。

しつこくやり続けていると、わかることってあるものです。

 

 

野鳥観察を始めて、一年が経ちました。

確実に、時は流れて行きますね。

あの男の子たち、今頃良い夢見てるかな?

 

 

それでは、ごきげんよう!