私が落語の寄席に行き出したのは15年位前から。
最初は行きたくないなぁ~と思いながら、まあ共通の趣味も
一つ位は持っとかないとなぁ~とボランティアのつもりで着いて行っていた。
勿論古典落語に入るとコテンと爆睡してしまう。
今でもそうは変わらないが、本題に入る前に、マクラと云うその時期の
ニュースや世間話を面白可笑しく話し、すう~っと流れるように本題に入って行く。
私はこの、マクラの部分が大好きで、大げさに云えばこれを聞きたい為に
行っているようなもの。

私とアイカタと、最近もう一人私達以上に落語にハマってしまった
アイカタの元同僚の方の三人で年に4・5回寄席に出掛ける。
(ザ・ニュースペーパー講演もこのメンバー)

今年は、立川談春・立川志の輔・桂文珍に行ってきた。
来月は故立川談志の一番弟子、立川志らくの寄席に行く。
この人は、喋り方から声色から毒舌から私の大好きだった
談志師匠に生き写しで、談志を見ているようだ。

そして、今日は【日本笑い学会】主催の「六代目 文枝襲記念 桂三枝の世界」
と題して四時間、DVDで三枝三昧の大笑いのひと時を過ごした。
三枝は創作落語しか演じないので、読解力の弱い私でも良く解り
笑いどころもバッチリだ。三枝がこれ迄に作った創作落語は、220本。
まさしく天才だ!!
三枝を引き出したのが立川談志と云うからまた嬉しくなる。

三枝も談志を《心の志》として尊敬していて【人と違う笑わせ方をしたい】
と云う事を学んだと語っていた。談志の生き方も好きで、
「死ぬのは怖くない」「明日死んでもらいいと云う生き方をしてる」
と語ってきて、これには痛く共感。
一分一秒を精一杯生きるって事がそう思わせるんじゃないかない?


笑いとは“生きる力”300年後迄作品が残っていたらモーツァルトに並ぶ浪漫だ~と語ってた。


落語は〈想像力〉と〈聞く力〉が養われます。
1人ですべての登場人物を演じ、効果音まで担当し、道具は扇子と手ぬぐいだけ。

まさに、座布団の上に広がる笑宇宙です(三枝談)

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