『大人には現実と真実を
子供には夢と想像を』
シニア劇団おやくじら第6回公演『かっぱ』
3/31、4/1、無事終了いたしました。
多くのお客様にご来場いただき
出演者、スタッフ共に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました！
…
劇中で、
次郎兵衛は言います。
「小さい時にできなくも、大きくなってできることもある！」
それは、
「今日できなくても、明日できるかもしれない」ということ。
あきらめない、ということ。
そして泳ぎの得意な次郎兵衛は、
河童なのに、生まれつき泳げないパー吉に泳ぎ方を教えるのです。
パー吉を怖がっていた次郎兵衛と
パー吉の心に友情が芽生えます。
「河童のクゥと夏休み」というアニメ映画の中で、クゥが言いました。
『嘘をつくのは人間だけだ』
…
パー吉が初めてついたウソは
次郎兵衛を守るためのものでした。
…
役作りにあたり、
誰も見たことのない「河童」を
どうリアルにお客様に感じていただけるか、
そればかり考えた半年でした。
パー吉の登場は、小さいお客様にはきっとすごく怖かったでしょう。
（親の皆さま、すみません🙇♀️💦）
体が緑色で指が3本、
頭にお皿があって、トカゲのような目、
口が大きく舌は真っ赤！
（出番前に食紅を塗りました 笑）
怖くて気持ち悪かったでしょうね。
お子様には、
真剣に怖がってもらって
それを笑いに変えたかった。
目に見えるものが全てではない。
その先を想像してほしい。
夢を膨らませてほしい。
そして、大きな声で笑ってほしい。
そう思って作っていった作品でした。
お友達が、
お嬢さん二人を連れて観に来てくれました。
妹ちゃんは、お芝居が終わった後も怖がって、ママの後ろに隠れていました。
小学生のお姉ちゃんはニコニコ一緒に写真を撮ってくれました。
そのふたりが、家で
『はい、はい、はい、グワッ！
はい、はい、はい、グワッ！』っと
パー吉の泳ぐマネをしているとのこと。
（観た方はわかりますよね？笑）
そしてパー吉の長〜い名前を壁に貼って
覚えようとしているそうです。
この話を聞いた時、
私はこの上ない幸福感に満たされました。
そして、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
皆さまの心にも
何かが届いたでしょうか？
まだまだ未熟な私たちですが
年一回の公演をより楽しいものにできるよう、これからも精進してまいります。
来年も、
どうぞよろしくお願いいたします。
ご来場の皆さま、
応援してくださった皆さま、
お手伝いしてくださった皆さま、
いつも
いつも
皆さまに支えられています。
本当に ありがとうございます！
木野下もこ
P.S.
「僕の名前は、
『河童大明神水天宮水門のすけぷか〜りスイスイ河童の中の河童泳ぎうま吉
（かっぱだいみょうじん すいてんぐう すいもんのすけ ぷか〜りすいすい かっぱのなかのかっぱ およぎ うまきち）』
少しでも泳げるようになるように、母さんが一生懸命考えてつけてくれたんだ。」 パー吉
