どっぷり、寺地はるな作品にはまった11月後半でした。昨日も読んでしまいました。

 

 

 

 

 

 

2020年11月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3346ページ
ナイス数:241ナイス

https://bookmeter.com/users/704931/summary/monthly
■やわらかい砂のうえ
最近の教訓。12時過ぎから寺地はるなの本を読んではいけない。途中でやめられなくなるから。人に関しての潔癖さや会話の切り返しに瞬発力がないところなど、主人公の万智子が若い頃の自分と重なる。自分って一番存在がよくわからなくて、御しがたい手ごわい存在。自分のことがわかった分だけ、相手のことも見えてくる。若い方にも男女問わず読んでもらえたらいいな。生きることはそんなに怖いことではなく、人それぞれ生きづらさを抱えている。了さんはじめ、周りの大人の女性たちもいいし、父や本多先生もいいな。この作品大好きだ。
読了日:11月30日 著者:寺地はるな
https://bookmeter.com/books/16156697

■橋下「維新の会」の手口を読み解く―競争、統制、自己責任
私にとっては近代文学・漱石研究者として馴染み深い小森さん。小森さんの著書を検索していたら、このような本も書いておられるのねと読みたくなった。最近、また特にメディアでの発言力を増している橋下氏。私の違和感、言語化すると小森さんが書いておられることと共通するなと思った。「子どもたちの尊厳を大事にするのが教育」正にその通り。
読了日:11月29日 著者:小森 陽一
https://bookmeter.com/books/5117176

■クリスマスおめでとう
支援学級にクリスマスの本の読み聞かせをたのまれたので、用意しました。
読了日:11月29日 著者:ひぐち みちこ
https://bookmeter.com/books/298901

■ミナトホテルの裏庭には
『大人は泣かないと思っていた』読後、余韻があるままこの本に突入したせいもあってか、登場人物の関係・背景がすぐに頭に入ってこず困ったけれど、最後泣けた。幸せや生きる力って、子どもの手のぬくもりのようなほんのちょっとしたことにあるな。そんな密やかな気持ちを大事に掬い取ってくれる作家さん。今日も図書館の寺地はるなの棚に走ろう!
読了日:11月29日 著者:寺地 はるな
https://bookmeter.com/books/10124222

■大人は泣かないと思っていた
最初の場面から心を鷲づかみにされた。「翼がないなら跳ぶまでだ」の鉄也がかっこいい。地縁血縁の濃い地方ならではのしがらみのある生活って正にこんな風だなと思う。「おれは外套を脱げない」のあき子の夫が死ぬまでに言いたい文句がいっぱいあるというのがブラックで笑えた。『水を縫う』は裁縫、こちらはスイーツ作り男子。ジェンダーフリーだなと思う。ドラマ化したら翼は松下洸平が演じたらよさそう。所々ツボにはまるところがあり、寺地はるな全読みしようかな。
読了日:11月28日 著者:寺地 はるな
https://bookmeter.com/books/12976793

■正しい愛と理想の息子
一瞬、手に取るのをためらうような表紙。社会からはぐれてしまった二人の息子たち。長谷の沖に対する感情の移り変わりと関係の変化が詳しく描かれている。ハングレという世界に取り込まれて生きている若者ってこんな感じなんだろうなって思う。だますのに元々向いてない二人。現実はこんな風にはいかないのだろうけど、結末は新しい生活が予見できるのでよかったと思った。オレオレ詐欺の拝啓も垣間見えて気をつけなくてはと思わせる。社会のいびつな一面が垣間見える。
読了日:11月26日 著者:寺地 はるな
https://bookmeter.com/books/13265563

■図書室のバシラドール
図書館司書のスクーリングから始まるので、その内容が懐かしかった。資格取得中の人がいたら参考になる内容。作者の竹内さん、司書資格お持ちなのだろうか、内容が詳しかった。ビブリオバトルやメディアリテラシーのことも出てくるので、学校図書館関係者は読んでおいてもよい内容。最後に、学校司書について希望的観測でしめくくられるが、未だワーキングプアな会計年度職員に変わりないのが残念。でも、こうして学校図書館に関する小説があることは心強い。巻末に図書リストがあるのもうれしい。
読了日:11月25日 著者:竹内 真
https://bookmeter.com/books/15296354

■図書室のバシラドール
図書館司書のスクーリングから始まるので、その内容が懐かしかった。資格取得中の人がいたら参考になる内容。作者の竹内さん、司書資格お持ちなのだろうか、内容が詳しかった。ビブリオバトルやメディアリテラシーのことも出てくるので、学校図書館関係者は読んでおいてもよい内容。最後に、学校司書について希望的観測でしめくくられるが、未だワーキングプアな会計年度職員に変わりないのが残念。でも、こうして学校図書館に関する小説があることは心強い。巻末に図書リストがあるのもうれしい。
読了日:11月25日 著者:竹内真
https://bookmeter.com/books/15284392

■ビオレタ
とても衝撃的な始まり。自己肯定ができない妙が雑貨店で働く中で、だんだんと固定的になっていく。生き方が上手でなくてもいいよって思える。名前の由来がわかっていくだりがよかった。家族でも見えていない面ってあるな。こんな不思議な雑貨屋さんあったらいってみたい。寺地さん、不思議なこの人しか書けない世界を描く作家さん。
読了日:11月24日 著者:寺地 はるな
https://bookmeter.com/books/9703287

■池上彰のマンガでわかる経済学〈1〉 経済のしくみ
漫画なのでわかりやすい。
読了日:11月22日 著者:池上 彰
https://bookmeter.com/books/12895128

■自転車がほしい!
お金を拾って自分のものにしてしまって、ずっと重たい気持ちを引きずり続けることがなくほっとした。
読了日:11月22日 著者:マリベス ボルツ
https://bookmeter.com/books/14320295

■僕の明日を照らして
瀬尾さんだからいつもの不思議な設定で、ほのぼのした展開と思いきや、『温室デイズ』なみに先が読めない、どうしてこの話書いたんだろう?そして、この終わり方は?せっかくここもまで頑張ったのにという感じだった。主人公の隼太が健気。DV以外は、並以上の義父・優。友人はいなくなっても困らないけれど、優には何でも話せる。寂しさから、二人でDVを克服しようとするという奇想天外な話。DVを受け入れながら生きる隼太の学校での日常の気持ちの描写は理解できたが、DVはね。一気読みしたけれど、結論が考えにくい話なんだろうな。
読了日:11月22日 著者:瀬尾 まいこ
https://bookmeter.com/books/545430

■さよなら、ぼくらの千代商店 (物語の王国2)
第三話の「うさぎ小屋の友だち」は『雷のあとに』とつながる話かなと思った。高学年で、自分の力だけでは今を動かせない子どもが、ふと立ち寄ることで、力を取り戻すことができる千代商店のような店が近くにあったら、子どもたちにとってもいいのだろうなと思える。

読了日:11月19日 著者:中山 聖子
https://bookmeter.com/books/12618560

■ぞくぞく村の魔法少女カルメラ (ぞくぞく村のおばけシリーズ)
左半身と右半身が違う女の子。ハーフだからという設定が子どもにもわかりやすい。でも、子どもにとって、これは得意だけど、他のことは不得意ということはありそう。ドタバタしているけれど、コンプレックスに向き合うという点では、共感しやすいキャラクター。
読了日:11月19日 著者:末吉 暁子
https://bookmeter.com/books/6976828

■百貨の魔法
子どもの頃は、ハレの日の感覚だった百貨店。今は、家具類など不採算部門は、ニトリになったり、カジュアル化や低価格化も進んだ。経営が傾きかけても、創業当時のリッチ差や特別感を保つのは、時代に逆行する方向性でもあり、難しいけれど、百貨店の持つ特別感はずっとあってほしい気もした。結子にモデルはいるのだろうか?名前から、竹内結子を描きながらつい読んでしまった。百貨店には確かに魔法が潜んでいそう。クリスマスに向けての話として覚えておこう。
読了日:11月16日 著者:村山 早紀
https://bookmeter.com/books/10894815

■朝が来る
夜中なのに先が気になり一気読みしてしまった。不妊治療のところは読んでいて辛くなった。保証人にされてしまった場面は恐ろしくて身がすくむ。特に、ひかりはこれから幸せになってほしいと思った。辻村深月の収め方、うまい。
読了日:11月14日 著者:辻村 深月
https://bookmeter.com/books/9730578


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