2020年5月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:2799ページ
ナイス数:145ナイス
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https://bookmeter.com/users/704931/summary/monthly
5月、課題図書と懐かし本を中心に読んでました。
■西の魔女が死んだ (新潮文庫)
繊細すぎる感性の子や生きにくさを抱えている大人が読むと、心が楽になる本ではないかと思う。コロナ禍で高ぶってしまった感性を制御するのもよさそう。感受性をどう収めて生きていきのかは、時に過敏になってしまう傾向がある人にとってはとても大切なことだと感じる。このおばあちゃんのように見守って支えてくれる大人がいることのありがたさを思う。本当は自分がそういう大人であらねばいけないのだろうけど。
読了日:05月29日 著者:梨木 香歩
https://bookmeter.com/books/581015
■魚河岸ものがたり
築地から豊洲へ移転と聞いた時、真っ先に浮かんだのがこの本だった。昭和の懐かしい風情や人情に思いを馳せることができる本。直木賞作品なのだが、図書館でも所蔵がなく、絶版なので今は読むのさえ難しくなっている本でもある。私は、ドラマをオンタイムで見て、この作品を読んだが、最近このドラマを見る機会があり、ドラマと原作がかなり違っていることを思い出した。もし、もう一度ドラマ化される機会があるのなら、主人公は堺雅人で見てみたい。
読了日:05月29日 著者:森田 誠吾
https://bookmeter.com/books/337933
築地から豊洲へ移転と聞いた時、真っ先に浮かんだのがこの本だった。昭和の懐かしい風情や人情に思いを馳せることができる本。直木賞作品なのだが、図書館でも所蔵がなく、絶版なので今は読むのさえ難しくなっている本でもある。私は、ドラマをオンタイムで見て、この作品を読んだが、最近このドラマを見る機会があり、ドラマと原作がかなり違っていることを思い出した。もし、もう一度ドラマ化される機会があるのなら、主人公は堺雅人で見てみたい。
読了日:05月29日 著者:森田 誠吾
https://bookmeter.com/books/337933
■山田詠美愛の世界―マンガ・恋愛・吉本ばなな
『向田邦子 心の風景』から3年後に出版されている。向田邦子と山田詠美の共通点は、転校生経験という着想から出筆に至ったということだが、私にとって『向田邦子…』がとても読みやすかったのに対して、こちらの『山田詠美愛の世界』は、読むのに時間がかかった。吉本ばななとの対比で描かれている章だと、私は吉本ばなな派で過ごしてきており、山田詠美の文化や漫画は経験もなくほぼスルーして過ごしてしまったこともあり、その文化的背景が頭に入りづらかったこともある。昭和の後半から平成にかけては、すでに文化が細分化され、同時代
読了日:05月24日 著者:松田 良一
https://bookmeter.com/books/196812
『向田邦子 心の風景』から3年後に出版されている。向田邦子と山田詠美の共通点は、転校生経験という着想から出筆に至ったということだが、私にとって『向田邦子…』がとても読みやすかったのに対して、こちらの『山田詠美愛の世界』は、読むのに時間がかかった。吉本ばななとの対比で描かれている章だと、私は吉本ばなな派で過ごしてきており、山田詠美の文化や漫画は経験もなくほぼスルーして過ごしてしまったこともあり、その文化的背景が頭に入りづらかったこともある。昭和の後半から平成にかけては、すでに文化が細分化され、同時代
読了日:05月24日 著者:松田 良一
https://bookmeter.com/books/196812
■ことばのこばこ
ことばの日といえば、この本。回文、アナグラムなどいろいろな言葉の遊び方が楽しめます。
読了日:05月18日 著者:和田 誠
https://bookmeter.com/books/566742
ことばの日といえば、この本。回文、アナグラムなどいろいろな言葉の遊び方が楽しめます。
読了日:05月18日 著者:和田 誠
https://bookmeter.com/books/566742
■北極と南極のへぇ~ くらべてわかる地球のこと (環境ノンフィクション)
総ルビ、イラストや写真がふんだんなど、子どもたちにわかりやすく南極と北極の違いを伝えようとする工夫が感じられる本。地球に生きる者として、自分だけ良ければという生活を一人ひとり見直さなくてはと思えた。
読了日:05月17日 著者:
https://bookmeter.com/books/12812137
総ルビ、イラストや写真がふんだんなど、子どもたちにわかりやすく南極と北極の違いを伝えようとする工夫が感じられる本。地球に生きる者として、自分だけ良ければという生活を一人ひとり見直さなくてはと思えた。
読了日:05月17日 著者:
https://bookmeter.com/books/12812137
■飛ぶための百歩
ルーチョのとがった性格は理解できるし悪くはないと思った。最後、なぜ飛ぶことができた?が、私にはよくわからなかった。「ヤマネが飛ぶ伝説」「悪夢」は、タイトルの「飛ぶための百歩」(原題がイタリア語なので不明であるが)にいきつくためにありきのキーワードで、ラストに向けて一気呵成に進む構成だったのだろうか。ルーチョとキアーラの関係の変化や、ルーチョの心の成長に目を向ければ、感想文は書けそうではある。
読了日:05月17日 著者:ジュゼッペ・フェスタ
https://bookmeter.com/books/14072695
ルーチョのとがった性格は理解できるし悪くはないと思った。最後、なぜ飛ぶことができた?が、私にはよくわからなかった。「ヤマネが飛ぶ伝説」「悪夢」は、タイトルの「飛ぶための百歩」(原題がイタリア語なので不明であるが)にいきつくためにありきのキーワードで、ラストに向けて一気呵成に進む構成だったのだろうか。ルーチョとキアーラの関係の変化や、ルーチョの心の成長に目を向ければ、感想文は書けそうではある。
読了日:05月17日 著者:ジュゼッペ・フェスタ
https://bookmeter.com/books/14072695
■風を切って走りたい! 夢をかなえるバリアフリー自転車
紆余曲折あり現在もバリアフリー自転車を作り続けている堀田さんの一代記ノンフィクションである。困っている人たちを助けたいと思う一方で、生活をするに十分な報酬が期待できないというジレンマで、生活ができない時期があったことは、志だけで仕事を続けていきという難しさを感じた。この本が広く知れわたることで、堀田さんの技術が次の世代につながっていくことを願いたい。
読了日:05月17日 著者:高橋 うらら
https://bookmeter.com/books/14170924
紆余曲折あり現在もバリアフリー自転車を作り続けている堀田さんの一代記ノンフィクションである。困っている人たちを助けたいと思う一方で、生活をするに十分な報酬が期待できないというジレンマで、生活ができない時期があったことは、志だけで仕事を続けていきという難しさを感じた。この本が広く知れわたることで、堀田さんの技術が次の世代につながっていくことを願いたい。
読了日:05月17日 著者:高橋 うらら
https://bookmeter.com/books/14170924
■青いあいつがやってきた! ? (文研ブックランド)
最初、唐突にカッパが出てくる感がある。カッパが出てくる児童書って、結構あるから目新しさがないなと思い読み進み、最後まで読むと、タイトルが「青いアイツ」なのがわかった。話としては、『ちびドラゴンのおくりもの』みたいな感じ。『ET』を彷彿とさせる場面も。でも、読んだ後、なんだかわからないもやもやした気持ちが…。
読了日:05月16日 著者:松井 ラフ
https://bookmeter.com/books/14444171
最初、唐突にカッパが出てくる感がある。カッパが出てくる児童書って、結構あるから目新しさがないなと思い読み進み、最後まで読むと、タイトルが「青いアイツ」なのがわかった。話としては、『ちびドラゴンのおくりもの』みたいな感じ。『ET』を彷彿とさせる場面も。でも、読んだ後、なんだかわからないもやもやした気持ちが…。
読了日:05月16日 著者:松井 ラフ
https://bookmeter.com/books/14444171
■ねこと王さま (児童書)
第66回課題図書中学年の部。運の悪い出来事からお城を出ることになり、ねこと共同生活を始めた王様。何もできない王様と反対に何でもそつなくこなすねこの存在がいい。王様に健気に尽くすというスタンスではなく、現状の中で王様を楽しませたいというねこの行動のさりげなさ。時にユーモラスなところもあり、後半には痛快さもある。挿絵がふんだんで、一度にたくさん読まなくても、1章ごと短編としても楽しめる。『ちゃんとたべなさい』の絵を担当している作者の初めての児童書。絵だけでなく、今後シャラットの描く児童書も楽しみである。
読了日:05月14日 著者:ニック・シャラット
https://bookmeter.com/books/14983483
第66回課題図書中学年の部。運の悪い出来事からお城を出ることになり、ねこと共同生活を始めた王様。何もできない王様と反対に何でもそつなくこなすねこの存在がいい。王様に健気に尽くすというスタンスではなく、現状の中で王様を楽しませたいというねこの行動のさりげなさ。時にユーモラスなところもあり、後半には痛快さもある。挿絵がふんだんで、一度にたくさん読まなくても、1章ごと短編としても楽しめる。『ちゃんとたべなさい』の絵を担当している作者の初めての児童書。絵だけでなく、今後シャラットの描く児童書も楽しみである。
読了日:05月14日 著者:ニック・シャラット
https://bookmeter.com/books/14983483
■タヌキのきょうしつ
第66回、課題図書低学年の部。表紙や表紙の帯「タヌキだって、べんきょうしたい」というメッセージから受けた印象と読後の印象は大きく異なる。明治から戦争を挟んで昭和にかけての時代の流れが描かれており、特に1年生では大人に読んでもらったとしても難しいと思われる。内容的には、中学年以上か?おもしろい話としてとらえて読むと、意外や骨太で、作者が伝えたい思いが、しっかりと伝わる学年に読んでもらいたい。
読了日:05月14日 著者:山下明生
https://bookmeter.com/books/13800096
第66回、課題図書低学年の部。表紙や表紙の帯「タヌキだって、べんきょうしたい」というメッセージから受けた印象と読後の印象は大きく異なる。明治から戦争を挟んで昭和にかけての時代の流れが描かれており、特に1年生では大人に読んでもらったとしても難しいと思われる。内容的には、中学年以上か?おもしろい話としてとらえて読むと、意外や骨太で、作者が伝えたい思いが、しっかりと伝わる学年に読んでもらいたい。
読了日:05月14日 著者:山下明生
https://bookmeter.com/books/13800096
■はじめての研究レポート作成術 (岩波ジュニア新書)
岩波ジュニア新書なので、読者対象は中高生だと思われるが、中高生というよりは大学生がレポートに困った時の入門書として十分に使える内容である。Googleドライブの機能についても記載があり、これから自分で研究を進めていこうと考えている大人だったら、『在野研究ビギナーズ』と併せて読んでみてもよさそう。現在、コロナ禍であり、レポート作成ものは、紙ベースでは軒並み入手困難となっているのが、残念である。
読了日:05月14日 著者:沼崎 一郎
https://bookmeter.com/books/12589315
岩波ジュニア新書なので、読者対象は中高生だと思われるが、中高生というよりは大学生がレポートに困った時の入門書として十分に使える内容である。Googleドライブの機能についても記載があり、これから自分で研究を進めていこうと考えている大人だったら、『在野研究ビギナーズ』と併せて読んでみてもよさそう。現在、コロナ禍であり、レポート作成ものは、紙ベースでは軒並み入手困難となっているのが、残念である。
読了日:05月14日 著者:沼崎 一郎
https://bookmeter.com/books/12589315
■明治人ものがたり (岩波新書 新赤版 (577))
何年かぶりに思い出して読む。初めて読んだ時、3話目の森茉莉と幸田文の話しか記憶に残っていなかったのだが、2話目の森銑三が愛知県出身ということで興味が沸いた。2話も3話にも絡んでいる永井荷風。第1話に少し出てきた向田邦子は「父の詫び状」があり、文も茉莉も父の話を書いて世に出たことを考えると、読みながら数珠繋ぎ読書をしている気になる。森田誠吾、私の読書や興味の範疇がきっとかぶっているんだろうな。改めてとても親近感がわく作家の一人だと思った。
読了日:05月13日 著者:森田 誠吾
https://bookmeter.com/books/470036
何年かぶりに思い出して読む。初めて読んだ時、3話目の森茉莉と幸田文の話しか記憶に残っていなかったのだが、2話目の森銑三が愛知県出身ということで興味が沸いた。2話も3話にも絡んでいる永井荷風。第1話に少し出てきた向田邦子は「父の詫び状」があり、文も茉莉も父の話を書いて世に出たことを考えると、読みながら数珠繋ぎ読書をしている気になる。森田誠吾、私の読書や興味の範疇がきっとかぶっているんだろうな。改めてとても親近感がわく作家の一人だと思った。
読了日:05月13日 著者:森田 誠吾
https://bookmeter.com/books/470036
■13歳からの経済のしくみ・ことば図鑑
13歳からとあるように、「経済」というと、「うん?」と思ってしまう私のような知識のない大人にとってもわかりやすい入門書になっている。経済学ってなにするの?と知らないまま大学に入ってしまった人にもお役立ちの一冊ではないかと思う。
読了日:05月13日 著者:花岡 幸子
https://bookmeter.com/books/12636639
13歳からとあるように、「経済」というと、「うん?」と思ってしまう私のような知識のない大人にとってもわかりやすい入門書になっている。経済学ってなにするの?と知らないまま大学に入ってしまった人にもお役立ちの一冊ではないかと思う。
読了日:05月13日 著者:花岡 幸子
https://bookmeter.com/books/12636639
■花もて語れ(1) (ビッグコミックススペシャル)
『やまなし』の解釈に一つの視点を出している漫画。『やまなし』ってそう読めるんだあと感心したともに、朗読の魅力にも気づかされる作品。
読了日:05月12日 著者:片山ユキヲ,東百道
https://bookmeter.com/books/6591254
『やまなし』の解釈に一つの視点を出している漫画。『やまなし』ってそう読めるんだあと感心したともに、朗読の魅力にも気づかされる作品。
読了日:05月12日 著者:片山ユキヲ,東百道
https://bookmeter.com/books/6591254
■新装版 隣りの女 (文春文庫)
縁あって結婚するが、その後家族を続けていくには、相性もあるし、紆余曲折もある。短編集なのだが、読後「家族未満」というキーワードが浮かんだ。どの作品も心に残るが、「春が来た」は、風見という交際相手が、家族に影響を与えるというのか、家族の中に侵食していくような感じがした。
身だしなみに構わなかった母・須江の変貌ぶりが、娘の化粧品を使っているうちに、自分の化粧品をいつの間にか使っているという日常のほんの些細な変化の中に描かれていることに驚く。一見、些細のように見えるのだが、母が女としてもう一度開眼したのだな。
読了日:05月07日 著者:向田 邦子
https://bookmeter.com/books/960917
縁あって結婚するが、その後家族を続けていくには、相性もあるし、紆余曲折もある。短編集なのだが、読後「家族未満」というキーワードが浮かんだ。どの作品も心に残るが、「春が来た」は、風見という交際相手が、家族に影響を与えるというのか、家族の中に侵食していくような感じがした。
身だしなみに構わなかった母・須江の変貌ぶりが、娘の化粧品を使っているうちに、自分の化粧品をいつの間にか使っているという日常のほんの些細な変化の中に描かれていることに驚く。一見、些細のように見えるのだが、母が女としてもう一度開眼したのだな。
読了日:05月07日 著者:向田 邦子
https://bookmeter.com/books/960917
■コロッケくんのぼうけん
今日はコロッケの日。あのふわふわ柔らかいコロッケが冒険に出るんですよ。二宮由紀子の奇をてらった発想はすごいと凡人の私は思うのだけだど、きっと二宮由紀子の中では、ごくあたり前な発想なんだろうな。
読了日:05月06日 著者:二宮 由紀子
https://bookmeter.com/books/8059394
今日はコロッケの日。あのふわふわ柔らかいコロッケが冒険に出るんですよ。二宮由紀子の奇をてらった発想はすごいと凡人の私は思うのだけだど、きっと二宮由紀子の中では、ごくあたり前な発想なんだろうな。
読了日:05月06日 著者:二宮 由紀子
https://bookmeter.com/books/8059394
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