『教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ』を読み終わった。

 

池上彰と佐藤優の対談形式。

センター入試や共通テストを含めての日本の教育について話題が及んでいる。

 

巻末には、大学入試センター山本廣基理事長を含めての鼎談があった。

 

その中で、山本理事長は「一方、私立大学のセンター試験利用入試の受験料はだいたい一万7000円ですが、

成績提供手数料としてセンターが大学から受け取るのは一人あたりわずか570円です」と明かしている。

 

つまりその差額は、大学が受け取ることになる。

 

大学入試説明会に参加すると、大学は受験生のチャンスが広がるようにと

 

「センタープラス」を勧めてくるのは、そのためである。

 

ああ、資本主義社会に生きていることを実感するわ。