毎年楽しみなこの季節
アメランキエールと利休梅が並んで咲く。同じ白い花だけれど全く違う。どちらも本当に綺麗。
アメランキエール、思い出深い言葉。
母が倒れ何十振りにこの家に戻って、真っ白に咲くこの花の名前は．．．と思った時、記憶の彼方からふと浮かんできた単語「アメランキエール」それは名前というより魔法の呪文のようで、何故この花を見ると、
この言葉が浮かんでくるの?って不思議だった。
その言葉を父が言っていたのは確かだったのだけれど、父は天国に居を移しているから聞けなくて。
何年か経ったある日、偶然「Amelanchier」の文字を見つけた。本当にあった! 夢の中で探していたあの言葉!
うれしかった。もう会えないと思っていた人に巡り会えたような。
ザイフリボク、ジューンベリー、シデザクラ
いずれもザイフリボク属 学名Amelanchier
正確にこの木がどれなのかは分からないけれど。わたしにはアメランキエール
父の声と重なって今年も会えた。
