ご無沙汰しております。
普段はいろんな意味で腐っているけど、今日は腐ってない話を書きたいと思います。
仕事の話。
「誰かの参考になれば」と思い、書きます。
とある「SES」と呼ばれるアウトソーシングの会社に勤めておりました。
アウトソーシングの会社にいて思ったことを書きたいと思います。
IT業界って一口に言ってもさまざまで。雇用形態や立場によって働き方も変わってきます。
・メーカー
・システム会社(SI)
・社内SE
・アウトソーシング
・フリーランス
例えば、
メーカーさんは一番上(「ベンダー」と呼ばれるところ)だったりすることが多く、要件を上げる側。働き方改革はしやすい感じですね。
次に、システムインテグレーター(SI)とは、
「情報システムの構築において、IT戦略の立案から設計、開発、運用・保守・管理までを一括請負する情報通信企業。」(Wikipedia参照)なので
一次請けのSIerはベンダーさんと一番密接にベンダーさんの要件聞いたり、2次請けの指示出しなど動きます。
※プロジェクトによっては3次請け、4次請け・・・とたくさんの下の下がいて、実際、手を動かす人まで依頼を伝える間にベンダーさんから「あ、やっぱりここの動きこうして~」みたいなこともたくさんあります。
アウトソーシングの場合、SI会社の場合もあれば、自社開発なしの派遣業のみでやっている会社もあります。
その言語だったり、機器だったり、ナレッジを持っている人が「派遣会社」の正社員や契約社員としてプロジェクトごとに「客先常駐」で「出向」します。
※法律が変わり、「特定派遣」という形態がなくなり、一般派遣業の免許持っていないとアウトソーシングできなくなりました。
どこに「出向」するのかというと、、、プロジェクトによります。
5次請けの人もいれば、1次請けの人もいます。
聞いた話によると、「2次請けの会社の社員として入社したことにして、1次請けに混ざって仕事して!」みたいな3次請けとか。
それが、4次請けだったり、5次請けだったりすることもありますね。
「2重派遣って法律でNGじゃないの?」こんなこと、ざら。
プロジェクトが終われば、つぎのプロジェクトへ。プロジェクト終了1カ月前くらいから次の案件探しの旅が始まります。
客先常駐の場合、大体「帰社日」と「面談」というものがあります。
これは、会社によりますが同日の会社もあれば、別日に設ける会社もあります。
「面談」はその文字通り、営業と呼ばれる「案件(お仕事)とってくる人」と「今の仕事どう?続けられそう?」みたいな話や、
「現場の雰囲気どんな感じ?増員(メンバー増やすこと)できそう?」などの話をすること。
「帰社日」社員が集まって業績などを聞く、研修をするなど、複数のエンジニアが集まって何かをすることがあります。
頻度は会社によります。
毎月ある会社もあったり、2,3カ月に1回の会社もあります。
概要はこのくらい。
わたしは、アウトソーシングの会社に入ったんですが、ありがたいことに、配属された案件すべて、ベンダーさんの内部制作チーム(社内SE)のメンバーの案件で参画しておりました。
しかも同毎回じベンダーさんの、かかわりのある間柄かつ別プロジェクトだったので、みんな顔なじみ。
直接声かけてもらったので、営業にも「次、別PJで決まりましたので契約回りよろしくお願いします」でおわりw
営業に「楽でありがたいわー」と言われたこともありました。
私が辞めた理由としては「派遣が肌に合わなかった」が一番の回答です。
「自社(派遣会社)」と「現場(常駐先)」の二つに挟まれます。
お仕事は「現場」でしますし、たまには「自社」に帰ります。
目標管理やお給料は「自社」で行いますが、「現場」では商品に対しての戦略なども考えます。
派遣契約の更新何度も忘れられて職場を失いかけました。
私が配属される現場はすべて皆さんいい人だったので「更新忘れられているけど大丈夫?」と声をかけていただき未然に防ぐことはできました。
これが、更新の時期に「また発生するのか」と思うと、仕事集中できない。
確認したとき「今回は大丈夫です」と言っていたのに「まだ来ていない」言われる身にもなってほしい。
毎回この会話しました。
帰社日も仕事終わりに集まって行う会社にいたので、帰宅は午前様。
翌日お仕事あっても関係ない。
「帰ってこないと査定減点だぞ」という会社でしたので、もう必死です。
だんだん疲れてきました。。。
数年勤めたある日のこと。
「なんで派遣で働いているの?」と聞かれたときに「あれ?なんでだっけ?」思うようになり、会社に相談するより先に、仕事の引継ぎと契約更新しない旨を報告。
何とか無事に退職、紆余曲折を経て社内SEに転職しました。
この業界あるあるで、
前にいた会社の人が、ほかの会社に転職して別のプロジェクトでまた一緒に仕事しています。
私から言えるのは、
「アウトソーシングの会社は向き不向きがある」
「会社の体制に逢う人なら働きやすいかもしれない」
ということです。
それではまた。
いつか。