(*^o^*)こんばんわー 
メールの着信音が鳴り、涼子は携帯をポケットから取り出した。

『もう一度だけ、聞かせて。俺たち、もうやり直せないのかな?』

 涼子は、クラクラするほどの怒りを感じていた。
  今さら何を言っているんだろ、この馬鹿は…
  苛立たしくメールを打ち込む。

『いい加減にして。最後に会いたいって言うから出てきたのに。まだそんな事言ってるなら、このまま帰るよ』

 駅前の百貨店の前。
  ここは涼子と達夫、二人の出会った場所だった。
  今は一人。
  涼子は一人で、夕暮れの帰宅途中の人混みの中、立っていた。

 メールの着信音がして、ため息をつきながら涼子が携帯を見る。

『お前と別れるくらいなら、俺、死ぬ

 涼子は手早く打ち込んだ。

『死ねば。』

 待っていたかのように、すぐ返事が返って来た。

『一緒に死のう』

「もうイヤ!」 
  涼子はそう言って、スタスタと足早に歩き出した。

 途端、何かが一瞬太陽を横切り、すぐ後ろで大きく堅い音がした!

 振り向くと、そこには肉塊と化した達夫が転がっていた。

 達夫は、百貨店の屋上から、涼子に目がけて飛び降りたのだった。

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

なんかホラー系ばっかりですみません。

そのうち感動orサスペンスなどなどつくりますね

 尿意に耐えきれなくなった亜矢は、公園の公衆便所へ駆け込んだ。
 
  用を足して、ふと目の前を見ると、壁に電話番号が書かれていた。
  よくある「悪戯電話をさせるための番号」だろうと思ったのだが、その番号の上に不思議な言葉が書かれていた。

『体重が減る電話番号』
 
  まさか…
  そうは思いながら、亜矢は電話番号を暗記していた。

 彼女は体重70キロの痩せられない女だった。
  小学生までは痩せ型だったはずなのだが、中学に入って授業について行けなくなってから、途端に太り始めた。高校では60キロを越え、大学生になった今、70キロに達していた。
  
  電話をかけることもなく、ただ数日が過ぎていた。
  しかし、いつまでも頭の片隅に、あの電話番号が引っかかっていた。

 掛けてみよう!

 体重計が71キロを示そうとしたその日、ついに亜矢は決心した。

 まるで何回も掛けたことがあるかのように、指が番号を押していく。

 呼び出し音が一回、二回、三回
『もしもし』
男の声がした。

 「あ、あの、体重が減るって聞いて…、それで」
『名前は?』
「あ、名前は亜矢です。沢崎亜矢。」
『住所は?』
  住所を答えると、今度は
『体重は?』
  と聞いてきた。

「65キロです。」
  ほんの少し嘘をつく。
『何キロ痩せたい?』
  
  亜矢は頭の中で理想の体型を思い浮かべた。
「5、いえ、10キロ」
『10キロでいいんだな?』
「ま、待って、本当に痩せられるの?」
『10キロでいいんだな?』
「い、いえ、20よ。20キロ」
『20キロでいいんだな?』
「そうよ、20キロ痩せたい」
『わかった』

 ツーツー。
  電話が切れた。
 
  亜矢は体を見下ろした。
  相変わらず、腹はたるんでいて、腕時計が手首に食い込んでいる。
  電話をかけただけで痩せる?
  考えてみれば、そんな楽な話があるはずがない。

「馬鹿馬鹿しい…」
  ぼそりと亜矢はつぶやき、それっきり電話のことを忘れてしまった。

 次の日の朝。

  ベッドの中で、両手足を切断された沢崎亜矢が発見された。


そして、死体の体重が51キロだった。


━─━─━─━─━─

どうしょうか。自分なりに頑張った気もしますが。。。

皆様も小説かいてる方がいれば見せ合いしませんか??

コメントor感想待ってます^^


━─━─━─━─━─そのカップルが別れ話をしているのは、傍目にもわかった。
  女性が別れ話を切り出し、男性が渋っているのだ。 もちろん男性は何度も女性を説得していた。

 女性は少し困ったような表情で話をしており、男性はうつむいて、時折手で涙を拭いているようだった。

 バーテンの私は、ただ黙って近づかないようにしてあげる事しか出来なかった。

 しばらくすると、男性がトイレに立ち、女性が一人取り残される形となった。
  5分、10分と経っても男性は出てこなかった。
  イライラしている女性の携帯が鳴り、女性が耳に押し当てて、怒った口調で話し始めた。

と、女性が立ち上がり、こちらにやってきた。
「すいません」
  女性が私に声をかけてきた。
「連れがトイレから出てこないんですけど。見てきてもらえますか?」
「ああ、いいですよ」

  私はそう返事をして、紳士用トイレに向かった。

 男性は小便器の前にはおらず、洋式便器のブースに入っているようだった。
  ブースの下を見ると、つま先立ちしたスニーカーが見える。

 私はトイレから出て、女性に言った。
「どうやら、用を足してるようですけど」
「ええ、でも、さっきからずっとしてるみたいなんです」

  女性はそう言って、携帯電話を差し出してきた。
「え?」
「いえ、彼とつながってるんです。ずっとオシッコの音が聞こえてて…」
  私は携帯に耳を当てると、確かにオシッコをしている音が聞こえてくる。

「私、わからないんですけど、男性ってこんなに、あの、長いものなんですか?」
「いえ、さすがに10分以上というのは…」

 私はもう一度、紳士用トイレに入って、ブースをノックした。
「お客さん、お連れ様がお待ちですよ」
  そう呼びかけて耳を澄ますと、やはりチョロチョロという小便の音が聞こえて来る。

「お客さん?返事をしてください」
  応答はない。
  ただ、小便の音だけが延々と聞こえてくる。

「お客さん、お願いです。開けてください」
  返事はない。

「では、開けますよ。いいですね?」
  私はそう言って、泥酔者を運び出すための個室用のカギを取り出して、ブースを開けた。

 男性は首を吊って死んでいた。

 ちょうど足が床に着くギリギリの高さでぶらさがっていたのだ。



  飛び出した目玉と、鼻の穴、口から流れ出る血液が、チョロチョロと便器へと滴り落ちていた。
  その手には、しっかりと通話中の携帯電話が握られていた。


━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

コメント待ってますので、、あと・リクエストなども・・・。