ありすのブログに
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一年前のブログです
繁殖犬引退のモコ
先天性巨大食道症のため
ショップには出せないと
言われたこだま
二匹とも
もう虹の橋を渡りました
こだまが亡くなって
ダックスのラムを引き取りました
この子も繁殖犬を引退した子です
そして
てん
この子は弱視
おまけに母犬から育児放棄され
脳に障害があるとかで
ショップに出せない子でした
何度も出産を繰り返したラムは
12才に
てんは７才になりました
たしかに
ペットショップは
商売です
何よりも見た目の可愛さ
そして健康
病気の子は
ブリーダーさんの元に
返されるとか
その後の事は
わかりません
初めててんを抱いたのは
まだ生後一ヶ月の頃だった
生まれてすぐに
ふるいにかけられたような気がして
この子の命は
人間の手に委ねられていて
けれど
この子は
そんな事も知らずに
私の胸に鼻を押しあて
顔を埋めて
寝息をたてた
人間って
なんて業が深いんだろう
この罪もない子の命を
どこで線引きするんだろう
何で線引きするんだろう
こうして
てんは我が家にやってきた
繁殖犬のこと
動物遺棄のこと
ペットショップのこと
無責任な飼い主のこと
その思いを吐き出したら
きりがない
小さな命への思いを
自己満足だと
言われた日もある
でもね
自己満足だとしても
何もしなければ
何も生まれない
何もしなければ
救われる命もない
その陰で
取り残された命があることを
私は知っている
救えない命があったことを
私は知っている
自己満足だと言う人より
心を砕き
痛みを覚え
涙を流し
そうしてきたことを
恥じてもいないし
悔いもしていない
モコ
こだま
今年は帰っておいで
あなた達が教えてくれたのは
私が私として
生きることだったと
わかったから…