ありすのブログに
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ありがとうございます


琵琶湖のほとりの
ありす地方も
休業要請が出ました

父の通うデイケアは早くから
お休みになり

今日
ショートステイ先から
コロナの感染リスクがありますが
来週の利用はどうされますか?と
連絡があった

家にいても
ヘルパーさんに来てもらったり
息子なんて医療関係だし

大丈夫です
利用させてもらいます…と
返事はしたけど

そのうち
ショートステイも閉まるのかな

介護されてる方にとっても
しんどい時期です


☆☆☆

新しく来られたヘルパーの
Hさんは週に2回の担当

有休消化中の私に
自分も両親の介護に
片道二時間かけて
通っているんです…
から始まり

しゃべる
しゃべる

最初はね
たいへんですね~
そうなんですか~と
聞いてはいたけど

2回めに来られた時に

父もいるところで


お父さんを見ていると
羨ましくて

うちの父なんて認知症で
たいへんなんですよ

素敵な年の取り方をされてますよね

いいですね
羨ましいです


は?
どこが?

羨ましい
いいですねって

どういうことや~

尿閉塞起こして
バルーンカテーテル入れて
ウロバックぶら下げて

毎度毎度カテーテルが詰まり

糖尿病から来るものだから
腸の動きも悪く
浣腸をしないと排便もない

支えられて二メートルほど
歩くのがやっと
一日中ベットの上での生活


そんな父に向かって
いいですね、とは
信じられへん

老いてゆく形は人それぞれだし

そら
足腰しっかりしてて
認知症もなく
元気なら

いいですね
羨ましい

でしょうけど

尿閉塞起こした時
バルーンカテーテルを
入れたままの生活になる事を
受け入れるのは
いくら年だからと言っても
父も私も
容易いものではなかった

いいこともないし
羨ましがられる状態でもない


ヘルパーさんなら
わかるはず

何を言っていいのか
言ってはいけないのか

腹立たしいを通り越して

残念に思った





ある日
父がポツンと呟いた

認知症ってかなんなぁ
そないなるんかなぁ

今まで私の心配をよそに

僕は大丈夫!

と言っていたのとは違い
心細げだった

あのヘルパーさんの話
聞きたくないわ…とも

そらそうや
自分の話をしに来てるんやない

自分の愚痴を聞いてもらうために
来てるんやない

自分もなるかもしれない認知症

娘もそんな風に思ってるかも
知れないと
思わせるような話は
したらあかんやろ


☆☆☆


家の中
一日をベット上で過ごす父に

外からの風を運んでくれるのは

ヘルパーさん

お世話だけではなく
利用者さんにいい刺激を
与えるのも
仕事のうちなんじゃないかな


運ぶならいい風を

爽やかな風を
運んで来て欲しいと


願っています




おかあちゃん

寒いな

はよストーブつけてや