父が退院して
二週間がたちました


パジャマからの着替え
上は自力で

下は私が
靴下まで履かせて

オムツが汚れていないか
確認

そして

朝のコーヒー提供から
はじまり

狭いながらも
父のベッドと
台所を行ったり来たり

トーストの焼き具合も
気にしながら

ベッド上で体を起こし
歯みがきまで済ます

薬を渡して
飲んでもらい
コルセットをつける


尿は
バルーンカテーテルを
入れているので
オムツは便のみ

ただし
ウロバック
(尿のたまるバック)から

尿を捨てる

色と量
そして
ちゃんと流れているかの
確認

ここまでやれば
ホッとする

時間にして
一時間かかるか
かからないか

そして
お昼ごはん

ベッド上で
テーブルに乗せれば

一人で食べてくれるし
薬も渡せば
ちゃんと飲めるし

認知症もないし

たいした介護ではないと
思う

そして
自分のお昼を済ませたら

軽くにゃんこに
餌をやり
ゲージイン

そこから
簡単なお化粧をして
出勤

晩ごはんは
ヘルパーさんに
入ってもらっている


もう一度…
たいした介護ではないと思う

でも
介護を乗り切るためには

時間が必要だと
切に感じた


父の事と
仕事

猫の世話

何よりも
私の寝る時間の確保

実際の父の介護に
かかる時間は短い

でも
その分
どこかに皺寄せが
来るのは事実

気がついたら
ブログもゆっくり読めない
テレビも見てない

介護離職にならないだけ
有り難いとも
思いつつ

まだまだ
介護らしい介護ではないとも
思いつつ

介護者が


時間を作るために
必要なサービスは

ヘルパーさんだけれど


訪問看護
訪問リハビリ

デイケア

これを使って
仕事の時以外に
ヘルパーさんを
入ってもらうには

今の要介護2では
単位が足りない


区分変更を
かけてもらう事にしたが

介護度が上がると
介護料も上がる

そこを
ケアマネさんが気にして
遅々として話が進まない


リハビリが進んで
歩けるように
なられたら…と言うが

つたい歩きが
できたところで

私が置いていくおかずと
ごはんを一人で
チンして食べるのは
もう無理

せめて
私の仕事に行く日の
ヘルパーさんだけでも
介護保険の単位内で
収めたい


まだまだ
始まったばかり

でも
一日
あと三時間

欲しいな



時は金なり


でも
時間を生み出すのに
お金が
必要なのかも



少しずつ
介護保険の矛盾

少しずつ
介護する者への
サポートの矛盾

それが
見えてきた




猫の手

かそか?