静かな夜に静かな夜いつもより静かな夜になおさらひとりがあなたはひとりだと教えてくれるぽかんとあいた穴ぽつんとひとり自分で選んだひとりがこんなにも静かな夜に私を寂しくさせる父の渡る虹の橋は愛しい子が渡ったあの橋だろうかもうもとには戻らないであろうその足で父は虹の橋を渡れるのだろうか静かな夜が私にくれた決断の瞬間に戸惑いながらも冷たく笑う私に私が驚く静かな夜に父の顔がぼやけていった静かな夜静かに静かに凍りつくように静かに静かに