1社目を辞め、程なくして就活を始めた。
その時は労働条件とか選べるような立場にはないと思い
働ければ何でもいいと思っていた。
ハローワークへ行き、求人を漁り
実家から通える零細の製造業を見つけた。
なんの技術も経験のない自分は
"トライアル雇用"として募集をかけていた
その企業を受けることにした。
小さい企業だったこともあり面接は社長面接1回のみ。
その面接1回だけで働くことが決まった。
そして自分は少々プログラミングを扱う部署に配属された。
初めての業務ということもあり不安はあったけど
ここまでは問題ないように思えた。
業務初日、配属先の部長か掛けられた言葉。
「未経験なの?未経験いらないんだけど?」
「えっ?」ってなって
その場では何も言い返すことができなかった。
社長が部長にどのような説明をしていたのかは分からない。
ただ、自分は“トライアル雇用”の求人に申し込み
工学部出身とは言え自分の履歴書に職歴は前職の記載のみ。
面接では製造やプログラミングは始めてだと話をしたはずで。
その後どういう扱いを受けたか、もはや語る必要はないかな。
頑張ってみたけど、自分の力ではリカバリーは無理で
逃げるように退職をした。
全てを打ち砕かれた気分だった。
働くことは恐怖であり、仕事を探すこともできなくなった。
絶望の末、引きこもり生活がスタートすることになる。