友達に借りていた本、
西加奈子さんの「サラバ!」上下巻を
やっと時間ができて読み終えました

めっきり「本」から遠ざかっていたけど
ようやく時間と心の余裕ができたので。
読書は入りだすと…楽しい

なかなか時間に追われてゆっくり本を読む
なんて後回しにしてしまうけど、たまには
無我夢中で本の世界に没頭するのも良いな
と思った

西加奈子さんの本を読むのは2作目。
最初は「漁港の肉子ちゃん」
登場人物のキャラの濃さにハマった。
キャラの濃さだけじゃなくて愛情や
笑いもギッシリつまった1冊だった。

今回もさすが、西加奈子さんの世界観な
キャラだー(←2作目のくせに)って早々に
思ったけど、ストーリーが進むごとに、
なんかガツーンガツーンって頭を
叩かれていくような感覚に…
ひどく考えさせられる1冊でした

最初は特に姉と母の奇抜さが西加奈子さんの
世界っぽいわーってひき込まれたけど終盤に
なればなるほどそんなものは比ではなく姉の
発言一つ一つに惹き込まれて考えさせられた。

名言の一つ「あなたが信じるものを他人に
決めさせてはいけないわ」には私もズキッと
きた。主人公の人ばかり気にして生きてて
芯がないところとかも…まさに私やんガーン

登場人物のココの部分私と似てる、とか
勝手に自分とリンクさせて通ずるものを
発見して、次第に「面白い」から「考え
させられる」一冊に変化してしまった

特に最後の方はカフェで空き時間に読んでて
自然と涙がポロポロでてきてしまったから、
周りに変に思われてないか焦った

本を読んで泣くということが久しぶりの
(そもそも本読むのが久しぶりだからだけど)
事態で今回は登場人物の性格の一部と自分が
なんとなーくリンクしてグサグサときたから
それはヤバかった…

みんな少なからずあるのではないだろうか。
そして、色んな角度から見るとまた色んな
感じ方ができるんだろうなぁ。。

このタイミングでこの小説を読んだことにも
何か意味があるのかもしれない

なんか興奮して同じ事ばかり書いてる気が
そして少し哲学的に影響されやすい体質

人が多いカフェだったから、場所を変えて
共有スペースみたいな椅子だけある広場で
数ページ読みきった時に隣に座っていた
おじいさんに「待ち合わせですか」って
ナンパされた

早く本を読み切りたかったから軽く苦笑いで
あしらったけど少し気分が萎えてしまった
お年寄りだったから変な罪悪感もあったけど
反対隣のオバさんが引き受けてくれた

自分をもつこと、自分を信じることって、
簡単なようにみえて無意識に生きてる人に
とっては難しいこと。なんでも人任せだと
楽だし人のせいにできるし、簡単だから。

ガツーンガツーン

まとまりないからこの辺で…

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