もこどん2号です。


毎日、りんと散歩に行く雑木林に、奇妙な植物が生えていることに気づきました。

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黒い花から、長~いヒモ状のものが出ていて、ものすごくヘン。


ものすごく気になっちゃって、調べてみました。


花の姿が釣り糸を垂れている浦島太郎に似ていることから「浦島草」と名づけられたそうな。

けれど、その釣り糸で何をしようとしているのかは不明。

さらに、性転換する植物で、小さい個体は雄、より大きな個体は雌で、

雄が育って大きくなっちゃったら途中で雌になってしまうらしい。

虫によって受粉するのですが、雄花の花粉をつけた虫は脱出することは出来ます。

雌花は、虫がはいれても出られない仕組みになっており、雄花の花粉をつけた虫が

進入すると脱出しようともがきまわることで受粉を成立させます。

虫は最終的に出られず死んでしまうそうです。

ウラシマソウ...恐るべし。


今日、釣り糸をひょいと持ち上げたら、土中に軽く先端を埋もれさせていましたよ。

これは、間違いなく、土にいる虫を花の内部へお誘いする橋ですね!

大きな傘(葉)の下で、日よけ&雨よけしながら、のんびり釣り糸をたらして

受粉のときを待っているのですね。浦島太郎みたいに。

植物って本当に面白いです。

ガーデニングをしていると、虫の賢さにも驚きます。


雑木林の一隅で、今日も植物と昆虫の攻防がひっそりと繰り広げられている。

面白いね、りん♪

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